僕と私とあたしと俺と


 多重人格、なんて言葉がある。


 実際僕がこれに当てはまるか、というと少し違うが、僕の中には僕の他に私とあたしと俺がいる。



 どういうことか?


 そういうことだ。


 え?



 言葉にするのは難しいんだけどね。




 でもきっかけは覚えている。

 。最初は私。それからあたし、それから俺、そして僕。



 多重人格はこれらが独立して、別の人格が存在すると考えられている。



 が、僕らのそれが決定的に異なるのは、

 ということ。



 僕らのは、例えるなら少し前にやってた映画、インサイド・ヘッドのような感じ。感情によって出てくるものが違う。


 私は信じられないくらいネガティブで根暗、そして人に話すのが苦手、奥手。


 あたしは気丈、強い自分に誇りをもってる、誰にも負けない、しかしそれが故にケンカっ早い。


 俺は特に何も考えてない楽観主義、でも困ってる人がいたらほっとけない、兄貴的な。


 僕は精神不安定な率高め、しかしこの中では一番客観的に物事を捉えることができ、尚且つこの中ではまだマトモな方。



 そんな感じ。しかし、その根底は繋がっていて、単純な切り替えと言ったところか。


 私はなりたい自分になれるようになった。






 そして僕が私を嫌いな理由、






 私でいると『女の子なんだから』という一言でやりたくないことをやらされる、強制されることが多いと気付いたから。





 僕は基本的にカッコいいものに憧れがある。可愛いものは見るだけでいい、僕じゃない。あざとかわいい系男子には憧れるけども。




 生まれてから『女の子に生まれて良かった!』なんて、思ってたの、幼稚園までじゃない?小学校行ってからは一度も思ってない。


『女の子なんだから』でスカートはかされるのも、ピンクを持たされるのも、フリフリの何かを着せられるのも大っ嫌いだった。



 というのも、そもそも幼稚園の時から好きな色は水色。いわゆるだった。始まりこそ、シンデレラの色だから!なんていう可愛らしい理由だったが、シンデレラが好きじゃなくなって、化粧ケバいなぁなんて思うようになってからも水色や青は好きだった。


 けど、大抵の場合、トイレなんかもそうだけど女が赤やピンクで男が青や水色。それのせいもあってか、女の子はピンクのスモッグを着なさいとか…ね?僕が好きなのは水色なんだよ。


 あと僕は頑固らしいから、他人に流されるのがとことん嫌いだ。量産型女子とかこの世で3番目くらいに嫌い。多分(笑)


 なんだよ、流行って?!似合ってもないのに目の下赤くしやがって!肩きったねぇのにオフショル着やがって!許せん!


 っていうか皆おんなじの着てたら元の顔面偏差値とか体型の差が露見するだけだr((殴








 まぁ昔っから反抗期、ってとこか(笑)



 両親が「好きなことやりな」って言ってくれてるから今は出来てるけどね。本当にありがたい。





 あとは女子、っていうものに理想を高く持ちすぎている人も多くて吐き気がする。ジェンダーレスなんて言葉も流行るこの時代に『女の子は女の子らしく』とか時代錯誤だろ(笑)



 とか書いてると僕はセクシャルマイノリティとかなのかなー、なんて思うけど。でも別に都合よく使い分けてるから不満はそれほどないよ、だって私も僕もあたしも俺もいるもんね。




 そう、だから文体が代わったら僕以外の誰かが書いてるかもね(笑)





 はぁ…君の名は。風に言うなら、


「来世はイケボの長身男子にしてくださーーい(顔は平均値でー!)!!!」



 男になりたい。






 っていうか、清楚で素直で料理出来て可愛くて白のワンピースが似合うような女子なんていないからな、童貞乙。




 と、ケンカを売ったところで終わりが見えなくなってきたのでここらにしておこうか。




 使い分けって大事だよ(平気で嘘つけるタイプだからこそ出来るワザかもしれない)!





 僕は永遠の反抗期少年だぜ☆

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