零の間02

報告書

剣型魔道具『ローエングリン』

 使用者は零の部隊の若き精鋭、神出鬼没の若頭、零の参謀を担う人物。

 見ての通り、赤と白を基調とした成人男性一人分に満たない大きさの大剣。

 大剣だが攻撃向きではなく防御向きである。

 前作品と類似しているが、静寂と炎のオリジナルルーンが刻まれていた。

 解析したところ、造られてから数千年たっているのにも関わらずひび割れはおろか刃こぼれ一つなかった。

 前作品といいこれといいオリジナルはどうやって作られているのか・・・まぁいい解析と改良が楽しくなるだけだ。

 奥の手として剣を地面もしくは壁に突き刺すことにより、万物を焼き尽くす灼熱の炎壁「ロスト・リベリオン」を追加した。

マテリアルは現適正者したのち蘇芳に染まった。ナンバリングは002とした。

​ この先彼ら、そして魔道具の繁栄を願って。

                          .maker's 二代目班長

 ​

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