第2話 ツリーランド秘密のパーティ その2
後の人を待ってるのが暇「影(影丸)、音楽聞いてていい」
「どうぞどうぞ、お好きな様に」
私は勇(秋山勇くん、ボカロ仲間で本人たち以外は「彼氏と彼女」らしい)から借りているスマホをポケットから取り出して、少し前に勇に教えてもらった「セカイノオワリ」のミックスリスト「For Izayoi A」(YOUTUBE)の続きから再生する、最初の「RPG」はリズミカルかつコーラスが素敵だった、二曲目は管弦楽的な演奏が好き、私はクラブで和太鼓をやっているので太鼓(ドラムも)の音がとても気になる、いい音、そしてなりより映像が素敵、不思議な森のカーナバル、ああ私も参加させてー。
感想を思い出している場合ではない、またまた「炎と森のカーニバル」を聞いていたら、与一君(いっこ上の上級生だけど)とお友達の黄昏さん(本名ではないはず)がやってきて、与一君がやたらとキョロキョロして、影丸はむっつり。
「ヒカルはまだだよ、昔の彼女のわたしのご機嫌とってなさいよ」とからかってみる。
入学間もない頃この与一君に助けられ、翌日ヒカルを連れて会いに行くとコノヤローは一目でヒカルを好きになった、横から見ていてため息が出るほど分かりやすく。
「だーれが昔の彼だ、黄昏君モテない同士で仲良くしてやってくれ」
「じゃあ与一君はあこがれの君と勘違いしている影丸に優しーくしてあげて」
「ば、ばか、変な事言わないで、勘違いじゃないし誤解される様なこと言わないで、わたしお姉さんなんだし」
顔を真っ赤にしておかしな否定をしている、それだと「あこがれています」と言ってる様なものだが、舞い上がってる影丸は気が付かない。
与一君も前回の飛行テストの時から影丸の気持ちは気付いているはず、周りが見えないほど純情少女しちゃってて、素敵ですみたいなことを何度も言って何度もいや何でもないですととぼけて見せた、痛い雰囲気満載の影丸の気持ち。
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(セカイノオワリを題材にした作品応募の時のコメント)
なんとか「セカイノオワリ」を加えました、いいネタ振りになればよいのですが。
ツリーランドへの道はまだ遠い。
いま「スターライトパレード」が流れてる、屋外ライブ(風?)「セカイノオワリ」は映像が良いですね。
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