六十三 学校での出来事
今日は、ロートゥスお姉様の学校で、ゴブリン狩りの授業があるて、朝に言っていた。この間やった狩りを見てる限り問題ないと僕は、思ったが大丈夫だろうか……。
そんな時に、玄関先から元気のある声が聴こえてくる。どうやら学校からロートゥスお姉様が帰ってきたようだ。
「ただいま~」
「あら、お帰りなさい」
「お母様。ただいまです」
「凄く楽しそうに、帰って来たけど」
「何か、良い事でもあったの?」
「フルグルのおかげで、満点だった」
「今日のゴブリン狩が……」
どうやら学校でのゴブリン狩が上手く言った様子で、その事について先生あたりから褒められたのだろうか、二階まで声が聴こえてくる。声が聴こえたので、僕も玄関に向かう事にした。
「お姉様。お帰りなさい」
「……っ、あ……フルグルだ」
犬がいたら尻尾をパタパタさせながら来ている感じのように、近づいてくる。凄く嬉しそうに、いきなり抱き着いてきた。
「学校の狩が上手く言ったよ」
「狩り方、問題なかったの?」
「問題なんてなくて、逆に身体強化をした事を褒められたよ」
「問題なかった」
「先生が、凄いて褒めていたよ」
「魔法をですか?」
「あの魔法は、凄いて言ってたよ」
「お姉様のゴブリン狩りのお褒めは?」
「綺麗な型での狩だったて、褒められたよ」
「今回は、オーガ出なかったよ」
「学校で狩りした場所は、指定の場所でしょ?」
「この間に、行った場所と違った」
お姉様の中では、景色がにているからこの間に、行った場所と勘違いしている様子だけどあそこは、転移を使わないといけない場所だし、流石に先生たちが生徒全員を転移出来る訳がないので、決められた場所で狩りをしているはずだと思っては、いたのだが周りの景色で勘違いとは、流石のロートゥスお姉様だなと思ってしまった。
「そう言えば」
「フルグルみたいな転移が無かったけど」
「あれって、誰でもできるの?」
「先生がて事ですか?」
「お母様。転移て、簡単でしたけ」
「拳闘士の学校の先生が、転移使えるかて話なら……」
「使えないわよ」
「そうなの?」
「そんなに魔力がある訳でもないし、それに……」
「誰がそんな事を教えるの?」
「「そこか――」」
「そもそも、転移は、お母様から習わなかったら誰も使えないはずよ」
「拳闘士の学校に、行ったなんて話は、聞いた事がないわよ」
知らなかった事が、ここで、初めて明らかになる。お婆様が実は、転移の後継者だと言う事が、お母様の口から聞けるとは、思ってもいなかった。僕の中では、誰でも魔力があれば使える魔法だとずっと思っていたのに、違ったとは……びっくりな事だった。
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