魂のいる場所

作者 神原 遊

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★★★ Excellent!!!

 何かを創作しようとする人は、自分の中にいる女性を描き出したいという願望があるのだと思います。

 それは理想の女性像を描くことであったり、自分の中にある本来の女性を描き出すことであったりすると思うのです。

 それが人によっては、非常に乙女な感じだったりもするものですが、この作品の作者様は、その辺りを探る才能に恵まれているように思います。

 こういったものは、時に自意識的であったり、古風なように捉えられ易いものですが、やはり普遍的な世界であるようにも感じます。

 人に可愛がってもらえるようにと努める作品は、いつもその作品の中の住人たちがこちらの世界を覗いているように見えるのですが、自己を打ち出そうとする作品や作品世界そのものを描こうとする作品の中の住人たちは、その世界で普通に生活しているようにも見えます。

 もちろん、どちらが優れているとか劣っているとかの話ではないのです。ただ、この作品での作者様はこちらに向かってお話されている一方で、作品の中で生活しているような姿にも見えるという訳なのです。

★★★ Excellent!!!

 柔軟性のある読みやすい文章に、その場面一つ一つが頭の中に浮かんでくるようです。
 決して、飾らない。
 決して、気取らない。
 純粋で素直な言葉たち。
 読んでいると、作者さまと楽しくお喋りをさせていただいているような、とても不思議な感覚になります。
 みなさまも是非、作者さまとおしゃべりしてみてください。

★★ Very Good!!

先に小説「告白」を読んでいたので、クールなOLのお姉さんだとばかり思い、エッセイを読んだら、とても初々しいので驚きました。

「あなたは作家、アーティストだ」という絶対的な体感、声が聞こえ、書くことにした、と。そういう流れに素直に従うのは、とても大切と思う。

思いつきじゃない、魂の声。

自分が自分であるために、羽ばたいていってください。