第7話 クエスト
新しい仲間、樹神をつれて二人と一匹はギルドに向かっていた。
何でもいいから簡単なクエストをこなしながら、レベルを上げた方が効率がいいとリンが言うので、クエストを受けに向かっているところだ。
「コダマンはここに来てからどぉしてたの?」
「ん、コダマンはこの町のすぐ近くについたんだ、でもどうしていいかわからなかったから、回りにいた魔物倒してたの、そしたらそこをジュリア達が通ってね、この町まで連れてきてくれたんだ」
「魔物倒したのかよ、スゲーな樹神」
「へへへっ、コダマンスゲーでしょ」
「泊まるところとか、食べ物はどうしてたの?」
「最初はマリーが泊めてくれた、そのほかにはジュリアでしょ、ミーナでしょ、ミーナはおっぱいが大きいんだ、みんな優しくしてくれたよ、ご飯も皆が作ってくれたんだ、皆コダマンの彼女だよ」
「樹神も好きだな、今度ミーナさん紹介しろよ」
「いいよテンテン、ミーナのおっぱいすごいから見たらびっくりするよ、ふふふ」
二人はうなずきガッチリ握手した、気が合いそうだ
「テンテン達の世界はみんなスケベさんなんだね、それでスキルブックはどうしたの?」
「マリーがコダマン迷子だと思ったみたいで、ギルド登録すればスキルブックで何かわかるかもって登録したんだ、コダマンはテンテンみたいに喚かなかったけどね、ぷぷ」
「見てたのか樹神っ」
「陰から見てたって言ったでしょ」
「コダマンちょっとスキルブック見せてよ」
「いいよ、はいっ」
「どれどれ~、!!!!!!!!!何してたのコダマンこれ」
「何って?魔物退治、コダマンは正義の味方だからねっ」
樹神 6歳 ギルドランクC レベル12 HP143 MP 61
「テンテンより強いじゃん!」
「なんだと!ちょっと見せろ!!!!マジか、樹神お前スゲーな」
「へへへへっ、コダマンカッコいいでしょ」
「ああ、ホント樹神、お前なんかカッコいいわ」
樹神ホントスゲーなこんなにちっちゃいのに、まったく知らない世界で一人でやってたんだろ、俺なんかリンがいなきゃ何にもできなかったのに、俺も樹神見習わねぇとな。
「そんなに褒めないでよ、ふふ、テンテンも頑張ればコダマンみたいになれるからね」
「そうだな、すぐに追いつくからな」
コダマン想像以上にすごいね、あそこに居られたのが一週間もなかったから、コダマン一週間もかからずにレベル10超えたってことだよね、すこし希望が見えてきたよ、なるべく早く皆をみつけて、誰かいい師匠がいればいいんだけど、さっきの情報だとこの町にはリンが頼れそうな人は誰もいないんだよね
近いうちにグリーフ城まで行ってみようかな。
「ねぇリン、今日はなにするの?」
「レベル上げだよコダマン、どっちが先にレベル20になるか競争してもらおっかな」
「コダマン勝っちゃうよ」
「負けねぇからな樹神、すぐに追いついてすぐにぬく」
そんな会話をしながら一行はギルドに到着した。
「すいません、何かクエスト受けたいんですけど」
昨日と同じ受付嬢マリーナさんに天志は声をかけた。
受付はいつも二,三人いるみたいだ、昨日は三人、今日は二人だ時間帯とかあるのか?
「あ、天草さんこんにちわ、クエストですね、ちょっとお待ちください」
「マリー」
「あっ!樹神ちゃん、あれ?天草さんと知り合いなの?」
「そう、仲間ってやつ、いいでしょ」
「そう知り合いの方が見つかったのね、よかったわね樹神ちゃん」
「うん」
マリーとはマリーナさんのことだったようだ。
「樹神がお世話になってます」
親のような対応になってしまったがまぁいいか、こういう時何て言っていいかわからない。
「いいえ、樹神ちゃんといると楽しいので気にしないでください、またお泊り来てね樹神ちゃん」
「わかった、また行くねマリー」
二人はかなり打ち解けている感じがした、樹神のコミュニケーション能力スゲーな。
「あ、クエストでしたね、えっと今の天草さんのレベルですとこれなんかどうでしょう?グリーフの中心部に一年ほど前にできた大穴付近にいる、魔物の駆除なんですが、魔物はほとんどDランクなのでそんなに危険ではありませんし」
「テンテンそれにしよっか」
穴の状況も見ておきたいし、討伐メインのクエストならレベル上げにもなるしね。
「リンがそれでいいならそのクエストでお願いします」
「かしこまりました、ではこのクエストカードをお持ちください」
「えっと、このカードはなんですか?」
「そちらのカードに記載されているクエストが完了しましたら、カードの淵の色が今の白から青に変わります、色が変わったらこちらにお持ちいただければ成功報酬が支払われます、そこでクエスト達成となります、クエストは一つ受けると、クエスト達成かリタイアするまで次のクエストは受けられませんのでご注意ください」
「わかりました」
「それではお気を付けて、樹神ちゃん頑張ってね」
「うん、マリー行ってきます」
「いってらっしゃい」
お互いに手を振りあっている、親子?うーん年の離れた姉弟みたいだ。
「リンその穴ってやつは遠いのか?」
「コダマン知ってるよ、ここからあっちに歩いてくとあるよ」
「そうだねコダマン、ここから南に30分も歩けばつくかな、穴までにいる魔物も全部倒してくからね」
「わかってるよ」
「テンテン危なくなったらコダマンの後ろに隠れていいからね、コダマンが守ってあげるから」
「言うじゃねぇか樹神ぁ、お前の強さ見せてもらうからな」
「うん、まかせて」
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