（原文：第５章17～20）

17　人は一生、暗やみと、悲しみと、多くの悩みと、病と、憤りの中にある。

18　見よ、わたしが見たところの善かつ美なる事は、神から賜わった短い一生の　　間、食い、飲み、かつ日の下で労するすべての労苦によって、楽しみを得る事で　ある。これがその分だからである。

19　また神はすべての人に富と宝と、それを楽しむ力を与え、またその分を取ら　　せ、その労苦によって楽しみを得させられる。これが神の賜物である。

20 　このような人は自分の生きる日のことを多く思わない。神は喜びをもって彼の　心を満たされるからである。

人生の実態を見つめれば、人は将来に対しての不安、様々な悲しみ、悩み、怒りの中で生きる。

短い人生の中で、人間が楽しむことができるとするならば、自ら働いた報酬により、食べたり飲んだりすること。

そして、その楽しみは、神から賜った楽しみである。

苦しい人生を、くよくよと悩んではならない。

結局は、普通の生活を、しっかりと生き、楽しむ。

くよくよと悩むのではなく、目の前の幸せを感じ取る心なのだろうか。

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