神のフレンズ

@Altema0913

第0話 たんじょう

激しく唸りをあげる火山から、光の雨が降り注ぐ。

かばん達が旅立ってからはや1ヶ月が経ち、フレンズ達が今まで通りの生活を送るなか、新しいフレンズの誕生を起こすサンドスターの噴火が起こった。

降り注ぐ光、サンドスターは動物や動物の痕跡に当たり、新しいフレンズを生み出してゆく。

そんな幻想的な光景の中、じゃぱりとしょかんの近くで蛇の抜け殻にサンドスターが触れた。

7色の光を放ち、フードを被った人の姿へと変化を遂げていく。

しかし、普通とは違った。辺りを漂っていたサンドスターがフレンズ化するその光の中にどんどん取り込まれているのだ。まるで、サンドスター・ロウを溜め込む黒セルリアンのように。

フードが大きくなり、翼のような物が着いていく…。






そうして生まれたフレンズは、どこか神々しく、また、どこかおぞましい雰囲気を放っていた。

「ここは…?」

小さな声で言いながら彼女は、そのフレンズは辺りを見回した。

(ここは、何処なんだろう…。私は、誰なんだろう…。どうしてここに居るんだろう…。)彼女は不安げに辺りを見回している。

その時、ガサガサっと近くの木の葉が揺れる。

「ふぇっ、な、なに?」

何かが来る。

おっかなびっくり待ち構える。そこから出てきたのは――――――(続く)

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