おまけ

あとがきのようなお知らせ


※こちら作者特権でネタバレ配慮ゼロです。本編完読後にまたおいで下さい。

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 ここまでお読みいただき、まことにありがとうございます。なぜかあとがきから読む派の人は、コイツなに語ってんだろと疑問を抱きつつお付き合いください。



 カミツキ姫第三幕。『カミツキ姫の東天紅』

 無事に完結いたしました。


 前幕から一年以上空いての連載再開となりました。続けて読んでくださったかた、忘れないでいてくれてありがとうございます。再開後に読み始めてくださったかた、目を留めていただき感謝です。


 皆様の残してくれるpvや応援が燃料投下となり、趣味の執筆をはかどらせてくれます。完走できたのも皆様のおかげに他なりません。

 コメントやレビューはたぶんエナドリ。翼とか授かっちゃう。



○お知らせ


 ニ幕『因果律』までをカミツキ姫第一部だとすれば、三幕『東天紅』は文字通り夜明けのお話。続く第二部との間章のような立ち位置です。なのでいつもより絶望感は軽めにしております。


 ご満足頂けるか不安になりながらの執筆でしたが、どうでしたでしょうか。面白かったでしょうか。


 本当に第二部が書けるかまだ未定ですが、書きたいという欲と簡単な構想はあるのでまたお待ちいただければと思います。カミツキ姫を書くのは良い勉強になりますし。あと少し続ける予定です。


 さすがにハルヒや十二国記並みに間が空くことはないでしょう。少なくとも、カクヨムさんにシリーズまとめ機能がいい感じに実装されたら筆を取る予定です。


 だって、百話超えた小説とかスクロールするの面倒くさいですからね。次は新しい枠で一から始めようと思っています。お星さまもこれにてリセットです。


 その時はここにもお知らせを出しますので、よければ小説フォローはそのままでいてもらえると助かります。



○本編について


 『東天紅』は新キャラたちをメインに据えた物語でした。


 小里おざと家の兄妹弟。ひいらぎ菖蒲しょうぶちがや

 それと中学生っぽい見た目の中年、伊佐いさ尚成たかなり


 次兄と永吏子えりこは前幕のおまけから登場してるので新キャラとは言えませんかね。

 アカデミスタに潜入中の刈浜かりはまさんは短編集が初出だったりします。


 最後にぼくっ娘お姉さんだと判明した千沙ちささんはいちおう『因果律』でも登場してますね。本編では触れていませんが、彼女が真信について平賀を出た理由は、「これ以上、自我を塗りつぶされて消えていく誰かを見たくないから」だったりします。

 千沙ちさが『透明』にこだわるのは、自分を失うことを何よりも恐れているせいです。だからこそ鬼になって己を失おうとしていたひいらぎ君を助けようとしたわけですね。……これ本編で出すべき設定だったのでは?


 それはさておき、誰か性癖に刺さるキャラはいたでしょうか。一人でも好きになれたキャラがいたなら作者冥利に尽きます。


 そして今回もメインキャラから死人が出ずに済みました。良かった……。双子が永吏子えりこ遭遇そうぐうして一命をとりとめたのは奈緒なおの助言のおかげです。ですが互いに一生、そのことに気づくことはないでしょう。ありがとう奈緒ちゃん。君にはストーリー的に助けられてばかりです(一番他人に踏み込んでくれる子なので)。


 そして改元後の時代に生きる皆様ならお気づきのとおり、カミツキ姫は平成から令和へ至る旧時代の争乱を描くお話です。現在の時間軸は二〇一六年の夏。しかし今作はあくまでフィクション。ジャンルは現代"ファンタジー"です。実在の個人、団体、出来事とは無関係ですのでご了承ください。




 続編についてですが、書きたいテーマが決まればたぶんすぐ投稿できるでしょう。


 ちなみに『東天紅』のテーマの一つは「家族愛」です。今回、家族愛を学んで気持ちを整理しないと、真信くん妹をさくっと殺しかねなかったので。『東天紅』は大事な間章でした。彼にはもっと悩んで苦しんでもらわなくては。


 次がどうなるかは分かりません。今のところ、ずっと裏方だった静音さんがメインに来る予定です。ヤベェ妹も満をして暴れまくってくれることでしょう。


 何にせよ、一欠片でも読者の胸に残る物語になるよう、これからも励んで行きたいと思います。作品に対する印象など教えて頂けると分析に役立つので大変助かります。


 それではまたどこかでお会いできることを願って、ひとまずお別れです。



       2021年2月3日 まじりモコ



       ──カミツキ姫の氏素性うじすじょう

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