【部外秘】人物レポート
※本編の重要なネタバレを含みます。
※各人物の年齢は、本編の時間軸(6月後半)でのものです。
○樺冴家
帝に仕え国家にとって有害な存在を処理する一族。いかなる指揮系統にも属さず、常に一人の当主を据えて存続している。裏の仕事を引き受けることが多く表社会では認知すらされていない。公式の書類には名すら記されないその立場は
◇
・現樺冴家当主。女性。
・年齢 16歳
・身長 158㎝
・血液型 B型
樺冴家に受け継がれる
時折、普段からは想像もできないほどの意思の強さを見せることも。今まで徹底的に他人を避けてきたため人との距離感がおかしい。真信のことは大切な友人と認識しており、立場的には自分の方が「雇い主 兼 飼い犬」なのだそう。
彼女の使役する狗神は他に類を見ない圧倒的な制圧力を有しているが、使い過ぎると使役者の精神を無限に削り取っていく、諸刃の剣でもある。膨大な呪詛を宿しており扱いが難しいとのこと。
◇
・樺冴家の後見人。男性。
・身長 186㎝
・年齢 54歳(書類上)
・血液型 O型
樺冴深月の後見人であり彼女に仕事を持ってくる存在でもある。呪術社会の流れを常に見張っている。京葉高校の理事長、貿易会社のご意見番、歴代の町長を斡旋した男……と他にも多数の顔を持つ。その正体は狗神の呪いにより不死者となった元軍人。実年齢は誰も知らない。いつも真っ白なスーツを着込みシルクハットをかぶった紳士風の佇まいで、顎髭を生やしている。狗神の呪詛を削ることのみに焦点を置いているため、いまいち信用できない胡散臭い男である。
○平賀
裏社会にその名を轟かせる組織。金次第でどんな依頼も引き受け完璧にこなす。近代的合理的思考と各科学技術分野の研究を徹底しているリアリスト集団でもある。門下と呼ばれる先鋭化された部下を多く保有している他は、謎が多い。
○平賀出奔者
◇
・平賀家当主の三男坊。男性。
・身長 174㎝
・年齢 17歳
・血液型 AB型
平賀家から逃げ出してきた少年。紆余曲折あり現在は樺冴家の屋敷に居候している。目立つ容姿でこそないが、余裕のある態度と優しい雰囲気のために、校内では意外とモテる。が、本人はそういった感情から一歩引いているようである。自分を慕う元門下達とは良好な関係を築いている一方、深月を自分の主人と仰ぎ、無条件の信頼を寄せている。料理が得意で家事一般は人並みにこなす。樺冴家で過ごすうちに主夫に目覚めた。実は細かい作業は苦手な感覚派の人物でもある。楽観主義に憧れ、好奇心も強い。
仕事に対しては冷徹とも言える顔を見せ、乱雑な口調になるなどの二面性をもつ。一つのことに熱中すると徹底的に行動してしまう完璧主義者。しかし精神的に未熟な面もあり、その思考能力は源蔵や父から「中途半端な賢しさ」と評されている。
◇
・元平賀門下。真信の付き人。女性。
・年齢 24歳
・身長 171㎝
・血液型 A型
真信に心酔している元平賀の門下。女性にしては身長が高くモデル体型の美人顔。短めの黒髪を後ろでむりやり縛っている。普段はOL風の恰好やスーツを着用していることが多いが、目つきが鋭くカタギに見えない時がある。右のこめかみから耳の下まで一筋の傷跡があり、髪の毛で隠している。最近左耳にも傷跡が増えたが、こちらは気にしていないのか露出させている。突出した才覚こそないが努力家で大抵のことは人並みにこなす。専門分野一辺倒の平賀ではあまり見かけない秀才タイプ。
仕事となると表情が凍る。真信曰く、付き人としての技量は一流とのこと。しかしプライベートでは子供に弱かったりと可愛らしい面を見せることも。真信を慕って平賀を出奔したメンバーからは姐御と呼ばれることもある、まとめ役。誰に対しても丁寧な口調で話す。現在は樺冴家に居候中。
◇マッド◇
・自称マッドサイエンティスト。女性。
・年齢 ??(外見は十代後半)
・身長 150㎝
・血液型 O型
抑揚の不安定なおかしな日本語を喋るが、これは思考の速さに口がついて行っていないだけ。年齢不詳で出自を知る者もおらず、いつから平賀に居たかすら分からない謎の人物。平賀では松戸という名を与えられていたが、本人の希望でマッドという
おかしな薬ばかり発明するため平賀の中でも煙たがられていた。真信にだけは懐いており、静音曰く「真信様ファンクラブ会員No.1」。専門は薬学のようだが、高いIQと膨大な知識量を誇り基本的に頭脳労働はなんでもできる、正真正銘の天才である。樺冴家に居候中。屋敷の庭にある倉を自分専用の研究室に改造してしまった。
◇
・元門下。男性。
・年齢 23歳
・身長 183㎝
・血液型 A型
元門下の青年。ワックスで髪を尖らせ、耳には大量のピアスをつけている。舌ピアスにも憧れていたが、真信に「味覚が駄目になるからやめろ」と言われ素直に諦めた。短気ですぐ思ったことを口にするなど情緒面に欠点が見られるが、戦闘員としては優秀で、火薬の扱いにも長けている。裏表のない性格で頭はそれほどよろしくない。真信のことを慕っている。現在は樺冴家の屋敷に居候中である。
◇
・元門下。女性。
・年齢 28歳
・身長 164㎝
・血液型 B型
元門下の女性。色気たっぷりの美人なお姉さん。胸が大きく肩コリは持病。諜報が専門で、各国の上役と
◇
・現門下。女性
・年齢 35歳
・身長 167㎝
・血液型 AB型
平賀の情報戦略部門に所属する女性。髪の毛を後ろでお団子にしてまとめている。平賀家当主の命令で真信たちの勢力を見張っていた。落ち着いた雰囲気の女性だが性癖が少し特殊で、情報部門の人間にも拘らず自ら進んで苦行に飛び込んだりする。真信を慕ってはいるが、平賀を切り捨てることもできず、平賀に帰っていった。現在は平賀側、真信側双方公認の二重スパイとなっている。
○京葉高校
私立高校。源蔵の先祖が建てたということになっている。偏差値は普通で、部活動も普通。京葉中学からそのままエスカレーター式に上がってくる生徒がほとんどで、外部からの進学者は二割もいない。源蔵が樺冴の女性が安心して通えるようにと建てた高校なので校則がゆるい。生徒は入学試験時に徹底した身元調査が行われているため、呪術関係者は基本的にいないという。
◇
・京葉高校二年三組所属。男性。
・年齢 16歳
・身長 182㎝
・血液型 A型
真信や深月のクラスメイトにして友人。本人は深月についても友人だと思っているが、深月は彼にそこまで興味を持っていない。
引き締まった顔立ちのイケメン。いつも笑っているので実年齢よりも幼く見える。交友関係が広く、噂話が好き。オカルト関係の話については「科学的解明がまだ成されていないだけ」と考えている。しかし深月から不思議な話をよく聞くようになってからは、少しずつ考えが変わってきたようである。どんなことも楽しめる前向きな人物。女子にモテるが特定の相手はいない。両親が仕事で忙しいため、おばあちゃんっ子でもある。
一人っ子だがお兄ちゃん気質。祖母である
◇
・京葉高校一年一組所属。女性。
・年齢 15歳。
・身長 165㎝
・血液型 A型
一週間ほど前から真信と深月を観察していた少女。「カミツキ姫の御仕事 第二幕 カミツキ姫の因果律」より登場。本編では現在眠らされて移送中。人柄、目的共にまだ不明である。赤みがかったセミロングの髪をもち、勝気そうな表情が特徴。つり目でネコっぽい。雰囲気は年相応のギャル。
『以上報告書は平賀における三等身分以下の閲覧を禁ず。また機密保持の義務を徹底し、複製書は読了後速やかに処分されたし。』
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