タイトルのない詩(うた)

拝啓 高下駄さま

最近は前に比べるとよく電話で話しますね

世の中がコロナウィルスで本当に大変です

「今日ね、隣のマンションの方と会って

自分が無症状で菌の保持者だと人にうつすからマスクしてると言ったら、普通は自分がうつりたくないからマスクするんじゃないの?」と言われたこと。


仕事が休みばかりでという高下駄さまに「散歩でも…」と言うと「不審者に間違われるしな」と言う貴方に「それなら私の方が近所で間違われてるかも、猫の散歩してるから」と答えると声を出して笑いあった。

「お昼食べたのか?」

「まだ、今あんちゃんからもらったお餅でお雑煮するの」

「そんなものいつあげたっけ?」

「お正月に帰った時に○○ちゃん(お嫁さん)が持たせてくれたの」

「し・し・正月~!カビ生えとるやろ」

直ぐに冷凍したから大丈夫なのに…と心の中で笑った。


また電話してあげるからね高下駄さま

やっぱり世界中で二人だけの兄妹だもんね

高下駄さまも体に気をつけてと言って電話を切るとお餅を煮る

もちろんカラスノエンドウをお餅と一緒に食べてみた

カラスノエンドウの事は言わなかったけど…


拝啓 高下駄さま

貴方の妹は大丈夫だった

何が?って

カラスノエンドウ食べても大丈夫でした

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