タイトルのない詩(うた)
私は親に捨てられたことがない
だからその気持ちをわかってあげられないね
もちろん私も捨てられたと言えるかもしれない
だけど…
「貴女と子供たちと生きていきたいのです」
そう言った父は家族を捨てたわけではない
だから本当に親に捨てられたというわけではない
猫に教えられる
多分あなた達の親は捨てたわけではないよ
様々な事であなた達と離れなければならなかった
それは人の親も同じ?
親の事になると凄く過敏になり
ちょっとした言葉にも怒り出す
親に対して何を言われても
私はそんな過敏になって怒ることはない
なぜだろう?
きっと私は親の愛を知っているから
君はそれを多分わかっているよね
親の愛を
だけど確信が持てない
それは私ができることではないよね
生きている親
今からそれを心の中で消化していってほしい
親も人間だよ
様々な環境のために捨てたわけではなく
間違いをしただけ失敗もする
ただ子供を愛していない親はない
猫は教えてくれる
僕は私は
親とは別れたけれど
優しい飼い主さんがいて愛してくれる
だから幸せなんだ
君は言った
「子供を捨てた親の血筋を受け継いでいるから」
自分も慕って愛してくれる猫を捨てるんだ
そんなのやめてほしい
2度も捨てられる必要があるの?
だけど君はきっと言うよね
「あなたといる方がコイツは幸せなんだ」と…
一理あるよね
だけど親と離れて愛を一心に求めている子を裏切る事ができますか?
猫は教えてくれるよ
そう…
私も学んでいる
猫の愛と信頼を…。
そしてこれかも猫が教えてくれることを
受け止めたいと思う
愛しているから
私は君の子供であるこの子に教えてあげられるだろうか…
君がわからない親の愛を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます