タイトルのない詩(うた)

今日は風が吹いている

○○ちゃん、風が吹いている間は雨が降らないのよと教えてくれた人


今までそれは当たっていたね

最近は異常気象で目測を誤ることがある

いつだって貴女の言葉は私の指針だったけれど…

異常気象だってなんだって

雨に降られたって信じています

だから大丈夫だから

安心していて下さいね


暗いのにこわくないの?

ふふふ、人間が1番こわいのよ

そう教えてくれた

確かに賢い貴女は正しい答えをくれる

○○ちゃん…

○○ちゃん…

いつだって○○ちゃんと


古いアルバムは私に託された

猫を抱っこしている貴女の写真

みぃちゃんという名前が書いてあった


私に届いた猫は

貴方と最期に別れた日に私のもとにきた

そして兄のような猫は1年半後に

また届けられた


でもね、貴女は記憶もなく眠っている

だから貴女や私をよく知っている

誰かがきっと私に贈ってくれたプレゼント


大好きな人

お母さん

いつも○○ちゃん

愛してるよと伝えたいんだよね

大好きな人

お母さん

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