タイトルのない詩(うた)

四季の中でどの季節が好きって

春だと答えていた

暑い夏 淋しく思う秋 寒い冬なんて…と

人のことは良いところを見ようとするのに

なぜ季節は悪いところを見るの?…と

ふと考えた秋の入り口


秋 美味しい食べ物たくさんある

空は天に届くほど高くなる

月の輝きは透明で見ていても飽きない

紅葉の並木道に落ち葉にお茶花

抹茶でもたしなみながら

生菓子をいただくのも秋が合っている


気忙しく過ぎ行く季節の中で

いつになったら季節を味わえるのか…と

辛くなるけれど

この詩集のキャッチフレーズは?…と

「立ち止まる時間は五分だけ!そう五分だけ一緒にいたい」だったはず


「立ち止まる時間は五分だけ!そう秋の季節と五分だけ一緒にいたい」

秋 あなたは五分だけの

私の愛を受け取ってくれますか?

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