第14話「双界儀」
双界儀(そうかいぎ)と読む。
旧スクエアのアクションアドベンチャーゲームだ。全編3Dフルポリゴンでフルボイス(おまけに豪華声優陣)という予算のかかったゲーム……にしてはそれほど知名度がないんだよな。
ゲームを進める内に使えるキャラが増えてきます。ステージによっては得意・不得意がありますが、それは声優陣のボイスで教えてくれる親切設定。
基本的には後方カメラ視点での3Dアクションで、各ステージで寄り神というモンスターを倒しながら先に進みます。アクション動作としては、左右の視点回転、前進と防御、180度反転、サイドステップ、バックステップ、ジャンプ、前方へ高速移動するブースト、空中で180度反転する宙返りがあるぞ。他にも近距離で物理攻撃、遠距離で旺氣弾攻撃(エネルギー弾みたいなもの)を行う。
前進中に「ダッシュ攻撃」、ブースト中は「ブースト攻撃」、ジャンプ中は上昇中と下降中でそれぞれ「ジャンプ弾道攻撃」「空中攻撃」と違いがある。
他に宙返り中は真下に攻撃する「宙返り攻撃」、攻撃された時の反撃の「全方位攻撃」が行えるぞ。
寄り神は動きが激しい奴もいるので、一時的に結界で動きを規制する事もできる。強い奴ほど破られやすいので、破られる前にガンガン攻撃して倒そう。他にも呪符を使った特殊な術で回復や時間を止めてその間に敵を攻撃することもできる。
また、各キャラには奥義が存在し、それを使いこなすとボス戦でも非常に有効だ。特によく使う主人公の真武居 直柔くんの奥義はボスに有効でガンガン使っていきたい所。やり方は◯ボタンを押しっぱなしにし、任意のタイミングで離す。
また、我舞 要さんの殴りまくる奥義は特に強烈で使いやすく、決まるとなかなか爽快感があった。
さて、このゲームではゴール地点に到着しても入れません。入るには、寄り神を倒したり、ガラン石を壊してゲージを貯めなければいけません。ゲージが完全に溜まって初めて入ることができるぞ。
特にガラン石はキャラクター選択時と同時に行うパラメーター上げができるので、数多く壊しておけばそれだけたくさん強化ができる。壊しにくい場所にあったり、触れるとHPが減ったりするので壊す時は慎重に。
さて、このゲームでは難解な用語が幾つも出てくるので最初はちょっとわかりにくいかもしれない。だが、ムービーが流れるし、話の流れ等で誰が敵で味方なのかは単純なのでわかりやすい。
アクション部分は概ね面白いのだが、マップが少々複雑で迷うこともしばしば。そもそもグラフィックが全体的に荒いので見にくく+ステージも似たような場所が多くて迷いやすいのだ。個人的には富士山のボスを倒すのに苦労した思い出がある。まあ、ひふみさんで頑張れば楽に倒せるのに気づいたのは結構後だったけど……。このボス、EDがにもちょっとしたシーンで出てくるのだが、非常に意味深。伏線だったのか、違うのか?
また、EDがも割と微妙な物があったので「う~ん」という感情が拭えない。コミック化したりとメディアミックス展開もしていたのだが、いかんせん知名度が低いゲームである。もっと流行ってほしかった。
一度クリアしてセーブし、データをロードすると塞上 夜斗(さえがみ やと)を使用でき、全ステージが解放されて遊ぶことができる。異常な程強いチートキャラです。子安です。おまけに全キャラ使用可能というおまけつき。
ここ最近だとリメイクしたら絶対に売れる作品として一部オールドユーザーから支持を得ているようだが……今の所そんな気配はない。ただ、音楽だけは最高なので、それ目的でプレイするのも充分、価値があると思います。
さて、記の通り、声優が非常に豪華。遠近孝一、大塚明夫、山寺宏一、大谷育江、天野由梨、子安武人がこのドラマを盛り上げる。
※ここからは各声優さんに対する筆者の個人的(勝手)なイメージです。憶測も含んでいます。偏見も入ってるかもしれませんでの、ファンの方、すみません。
大塚明夫といえばメタルギアのスネークだ。最近はゆるキャンのナレーションで出てましたね。ドラマ版でも継続しているのが驚き。
大谷育江さんだとスマイルプリキュアのキャンディのイメージが強いが、最近はペルソナ5のモルガナも演じている。世間的にはワンピースのチョッパー、ポケモンのピカチュウが人気だろう。
山寺宏一さんと言うとカウボーイビバップのスパイクのイメージが強い。もっと前だと90年代のアニメ版X-MENのサイクロプスの声もやっていたはず。最近だと龍が如くの秋山さんですな。カトリーの謎解きファイルで若き日のレイトン教授の声もしていたぞ。
子安さんは色々あるけど、マスターモスキートン'99のモスキートンのイメージが強いかも。あとはスターオーシャンEXのディアス、ToLOVEるのザスティンのイメージがあるね。
天野由梨さんは最近、京都寺町三条のホームズで声を聴けて嬉しかった。ストライクウィッチーズの宮藤母の声も彼女だ。近年では割と端役が多い模様。
そして、このゲームのヒロイン・御巫 美津穂 (みかなぎ みづほ)の声をなんと、芸能人の京野ことみが演じているのが驚きだ。おまけにエンディングテーマも彼女が歌っている。
何故、芸能人がゲームでヒロイン役をしているのか?
これは推測だが、監督・スタッフがドラマ「ショムニ」を大好きだったのではないだろうか。「ショムニ」は98~2013年まで続いた大人気のドラマだ。ズケズケと文句を言い、上司だろうが常務や社長にだって正しいことは正しい、間違っていることは間違っているとハッキリ言い切る姿勢がカッコよく、コメディな部分もあって非常に面白かった。ショムニ(庶務二課)メンバーの言動や面白さは男女問わず人気で注目され、筆者もよく視聴していた。
「ショムニ」で京野ことみは 塚原佐和子を演じていた。ショムニメンバーでは一番大人しい、比較的真面目な常識人という役柄だ。個人的にはドラマ「救急ハート治療室」の相沢久美子役も好きなんだがね。多分、監督がそんな彼女にオファーを出したのではないだろうか? ベテラン声優陣の中では少々浮いてしまうが、かなり頑張っているので棒読みという事は決してない。個人的には合っていると思う。
いつの日かリメイクしてくれる事を祈りつつ、筆を置こう。キーボードだろというツッコミはしちゃダメだぞ☆
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