第13話「パラサイト・イヴ」
中古ゲーム屋でなんとなく購入したのだが、予想以上にハマった作品。このゲームではアメリカが舞台。カーネーギーホールから始まるのだが、まず、OPムービーの美しさに惚れた。
主人公のアヤ・ブレアはある男性とオペラを観にカーネーギーホールへと来ていた。あまり気乗りしないが、クリスマスということで渋々劇場へ足を運ぶアヤさん。オペラの舞台を観つつ、歌が始まり……。
そしたら急に舞台俳優が、観客が、突然燃えだした。火事ではなく、人体発火だ。次々と燃えながら、死んでいく観客達。二階席から落ちてくる壮年……。もう最初で度肝抜かれたあのショッキングな光景は今も忘れられない。
そして、劇場を捜索することに。アヤさんは現役の刑事でもあるので、銃を所持している。突然変異したモンスターを倒しつつ、FFでよくあるアクティブタイムバトルをこなしながら進んでいくのだが……特に序盤のネズミが化物へと変貌するムービーは必見だ。ストーリーを進めていく内にその謎は実は彼女自身にも深く関わっていくのだが……。
このゲームは所謂、バイオタイプのゲーム。建物やダンジョン内を捜索し、アイテムを見つけつつ、先へと進んでいこう。エンカウント率が少ないので割と進めやすいが、舞台がアメリカなのでマップが非常に広いです。(セントラルパークとか特に) でも、日本人には新鮮ともいえるかも。ゲームでアメリカ観光だ(笑)
バトルはFFのようにアクティブタイムバトル。つまり、ゲージが溜まるまでは攻撃できない。だが、操作はできるのでゲージが溜まるまでは敵からの攻撃を回避していこう。武器が銃なので射程距離が当然ある。相手が遠いと、それだけ攻撃力が落ちるのでよく考えて移動し、攻撃していこう。
武器は改造許可証などのアイテムがあれば改造できる。ハンドガン以外にもショットガン、マシンガンなど様々なタイプがあるので好きな武器で戦っていこう。武器によってゲージが溜まるスピードが速かったり、遅かったりする。気に入った武器は改造して攻撃力を上げたり特殊効果をつけるなどの工夫をすると戦闘が楽になるぞ。
基本的に一本道なので詰まる部分は少ない。終盤はやや難しくなるが、それでも全体的な難易度はそれほど高いとは思わない。でも、このゲームが面白いのは「ミトコンドリア」がテーマだからだ。
プレイするとわかるが、ミトコンドリアの造詣がとにかく深い。なので興味がなくとも引き込まれてしまうほど。シナリオの奥深さ、素敵なBGM、野村さんの絵で描かれたアヤさんは特にセクシーすぎて素敵過ぎる!!
1と2が発売されて以降は音沙汰がなかったが、2010年に「ザ・サードバースデイ」という実質パラサイト・イヴ3となるソフトがPSPで発売された。しかし、そのEDは賛否両論で未だに納得がいかないユーザーも多い。筆者もその一人だ。
タイトルだけしか知らないor全く知らない方もぜひ一度プレイしてみてはいかがだろうか。
小ネタ
Day3以降セントラルパークの遊歩道に焼死体が出現するため奥へ行けなくなるが、 死体の足側に立って左と左下を交互に入力すると死体の上を通過できる。奥には馬車とEVEがいるが、特にイベントは何も起きない。
一度ゲームをクリアすると2周目からクライスラー・ビルという隠しダンジョンにチャレンジできる。かなり敵が強いのでじっくりと挑戦していきたいところ。裏ボスを倒すともう一つのEDが見れるぞ。
2周目以降の引継ぎ、EX Gameではボーナスポイント、自分で名前をつけた武器、防具、倉庫に預けていたアイテム、処分したガラクタの数を引き継ぐ事ができるぞ。
また、上記にもある通り、クライスラー・ビルへの挑戦ができる他、敵のHP、攻撃力、防御力が、1周目の数値の1.4倍になる。でも、取得できるボーナスポイントが増加するのは嬉しい所。
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