女子高生アカウントゲーム
ZERO
第1話 友達真偽ゲームスタート
20××年5月16日
「おはよ~、真菜」
「うん、おはよう香音 今日も元気いいね」
「当~然!だって香音は元気なのが取り柄だから!」
この子はクラスメイトの此海香音(このうみ かのん)、私の友達で、RURIN(ルリン)の友達でもあるの
今言ったRURIN(ルリン)は、五大アカウントの一角で、LINE、Twitter、Facebook、リアルアカウント(リアルアカウントは、最近のリアアカ事件の影響で衰退中)に次ぐアカウントのことで基本的にはLINEと大差ないが、このアカウント機能にはLINEだとわざわざインストールしなければならない無料ゲームや、漫画などがインストール無しで見たり、プレイすることができる。それをプレイすると、最高で1000P最低でも50P貰うことができ、さらにアカウントのグレートサーバーが上がったりするから私もこれで遊んでいる
と、
「ねねっ!真菜はアカウントゲームどこまで上がった?ちなみに香音はランク85!」
「香音~、6年やっててそれ~?私だってランク225だよ~。どんだけ負けてんのよ」
「そんな言い方しなくても良いじゃん!気楽に行こうよ気楽に!」
「気楽にって香音今50連敗目でしょ~。もう少し頑張ってよ~」
「頑張ってって言われても~、香音この負け運はどうすることも出来ないよ~」
「はぁ~、呆れそう 私は先に入ってるよ」
「ちょっ、ちょっと待ってよ~、真菜ぁ~」
こんな楽しい日々がいつまでも続くと思っていた。あのデスゲームが始まるまでは
「はい、立峰真菜さん、此海香音さん2分遅刻です」
「ごめんなさい、此海さんを待ってたら少し遅れました」
「すみません、家を出るの少し遅れました」
◇
私たちの通っている水ノ上桜野女子高校は朝、集中力向上の為にShadowverseをやることを許可している為、クラスでは、「今日こそ勝ってやるわ!」や、「私に敵無し」と騒がしい
「騒がしくて集中力が欠ける、これでは集中力向上どころか逆効果になっているような気がするな」と思いながら香音とバトルしている
と、クラス全員にRURIN(ルリン)から緊急通知が来た
いつもは緊急通知と言ってもTM(トーナメント)のことなのだが、TM(トーナメント)は一昨日終了し、終了後10日以降で通知が来るのでTM(トーナメント)ではないなと思いつつ通知を開いてみると、いつものように「緊急!!!!!!」とでかでかと書かれていていつもこの緊急通知は驚きかける
下にスワイプすると、「いつもアカウントゲームをご利用いただきありがとうございます。この通知は全国の女子高生限定で強制全員参加です。このゲームが終わるまではTMを開催致しません。
また、この文は全国の女子高生のみに表示されています。
さて、これはサバイバルゲームに似せたゲームです。第一ステージは友達真偽ゲームです。今から女子高生限定グループチャットを開設します。クリア条件は「全国の女子高生の知られたくないことを明かしてそれにより参加している女子高生の友達が一人でもいた場合ステージクリア」とします。このステージの期間は18日の12時までです。
それでは友達真偽ゲームスタートです。」と、書かれていた
このときは気づかなかったが、このゲームが凄惨なデスゲームになると気づくのは少し後だった
第一話どうでしたか?第二話もお楽しみに!
TVアニメ化希望
女子高生アカウントゲーム ZERO @kazu4ki
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