白い猫

 とある世界のとある街 一匹の白い猫がいた

 白い猫はとてもねぼすけ いつも寝ている

 白い猫はかにかまが好き いつも食べてる

 白い猫はみんなから、ろくでなし と呼ばれてた


 ある日白い猫の前に、人間の女の子が現れた

 迷子の女の子は泣きながら お母さんを探してた

 

 白い猫は困った 面倒ごとはしたくない

 でも女の子も困っている ほおってはおけない

 白い猫は言った 俺が探してやろう


 白い猫は女の子の手を取る 女の子は白い猫の肉球を掴む

 女の子の指が肉球に食い込む 結構いたい

 普段なら怒るけど、今回は我慢する

 

 二人で街を歩いていく

 いろんな人からお母さんの居場所を聞く

 途中、アイスのお店をものほしそうに眺める女の子

 お金の少ない白い猫 でも仕方なくアイスを買う

 女の子と、二人で食べる


 やがてお母さんを見つける

 お母さんは感謝を述べ、白い猫にお礼がしたいと言う

 白い猫はお母さんに言った


 お礼なら、かにかま一つで結構です

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