星時計
チクタクと時計は動く クルクルと針は回る
黒い歯車たちが、時間に追われ時間を動かす
緑の歯車が止まれば、黒い歯車たちも止まる
緑の歯車は重要で、黒以外の歯車にも影響を出す
その癖簡単に止まるから、みんなからたくさん怒られ、呆れられる
別の場所では、大きな二つの歯車が、ほかを動かすために争う
その役割は重要だけど、でも皆はどちらもあまりよくないと言っていた
結果的にトゲトゲの歯車が選ばれた でもなぜか皆は逃げようとする
皆が選んだはずの歯車は、何のためにいるのだろう
ある場所では、小さな歯車を詰め込んだ大きな歯車が、大きな歯車たちの集まりから抜けようとした
小さな歯車たちがそれをのぞんだはずなのに、いざ抜けると、こんなはずじゃなかったと言い出した
歯車はかみ合うことで動くのに、動けば何かが起こるのに 彼らは無責任だったのだろうか
僕たちは歯車だ この星と言う時計を回す歯車だ
僕たちが何かを起こせば、必ず誰かもそれに影響される
望む望まないは関係ない 社会の歯車にならないなんて意味のない言葉だ
僕たちは生きているだけで誰かと影響しあう
ならどうやって生きようか? ただ大きな歯車に動かされるだけの歯車になる?
それとも、大勢を動かす大きな歯車になる?
抜けることができない時計なら、僕らなりの時間を回してみよう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます