星時計

 チクタクと時計は動く クルクルと針は回る

 黒い歯車たちが、時間に追われ時間を動かす

 緑の歯車が止まれば、黒い歯車たちも止まる

 緑の歯車は重要で、黒以外の歯車にも影響を出す

 その癖簡単に止まるから、みんなからたくさん怒られ、呆れられる 


 別の場所では、大きな二つの歯車が、ほかを動かすために争う

 その役割は重要だけど、でも皆はどちらもあまりよくないと言っていた

 結果的にトゲトゲの歯車が選ばれた でもなぜか皆は逃げようとする

 皆が選んだはずの歯車は、何のためにいるのだろう


 ある場所では、小さな歯車を詰め込んだ大きな歯車が、大きな歯車たちの集まりから抜けようとした

 小さな歯車たちがそれをのぞんだはずなのに、いざ抜けると、こんなはずじゃなかったと言い出した

 歯車はかみ合うことで動くのに、動けば何かが起こるのに 彼らは無責任だったのだろうか


 僕たちは歯車だ この星と言う時計を回す歯車だ

 僕たちが何かを起こせば、必ず誰かもそれに影響される

 望む望まないは関係ない 社会の歯車にならないなんて意味のない言葉だ

 僕たちは生きているだけで誰かと影響しあう

 ならどうやって生きようか? ただ大きな歯車に動かされるだけの歯車になる?

 それとも、大勢を動かす大きな歯車になる?

 抜けることができない時計なら、僕らなりの時間を回してみよう

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