君と僕

 君と僕と言う言葉、みんな普段何気なく使っている。


 でもこの言葉、実は凄い意味なんじゃないだろうか。


 君と言う漢字、これは君主とか、上に立つ者に使われている字だ。


 僕と言う漢字、これは下僕とか、人に仕える者に使われている字だ。


 つまり君と言う言葉は、ものすごく相手を敬っているし


 僕と言う言葉は、ものすごく自分を下にしている。


 こうして見ると、君、と言うより、お前と言う言葉を使いたくもなるし、


 僕、と言うより、俺、と言う言葉を使いたくもなる。


 でも、僕はこのままで言い。

 

 僕は僕で、君は君。


 だって君は、僕にとってのお姫様で、


 僕は、君に仕えるしもべだから。


 君のどんな我がままにも、僕は応えてみせるよ。


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