第17話 『ペッカ・クーシスト様』


 フィンランドのヴァイオリニストさま。


 まだ、お若い世代ですが、魅力溢れる演奏です。


 第1楽章の冒頭は非常に美しく、なんだか、ぞくぞくするくらいです。


 これは、フィンランド、オンディーヌの録音です。


 この録音の場合は、管弦楽団がしっかり前にでてきていて雄弁です。


 なにしろ、この作品は、管弦楽の存在がとても重要なわけです。


 古い録音では、どうしても、うまく撮りきれてないところがあります。


 また、ヴァイオリニストさまを、意図的にアップしたりしている場合も、ないとは言えないような。


 1996年の録音で、音質的には大変に優れていますが、指揮者が、セーゲルシュタムさまということも、効いていると思います。

 

 遠慮なく、ヘルシンキ・フィルハーモニーを鳴らしていて、音がすっきりと抜けてきているので、気持ちよいです。


 シベリウスさまは、こうでなければ、と言っているようであります。



        🙆


 


 

 

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