『池の中での生活』

人は皆初めは池である。

池という学校の中育てられ私たちは外を焦がれる。

丁度9年たった頃でっかい手が選別する。

能力、生活態度、外見、性格

そして、優秀な子は穏やかな川に離され優雅に泳いで澄んでいてとても広い海を目指す。

次に、平均的な子は少し流れは速いが1本の川に離され我先とでもいうように後ろ前横を見ては急いで何処かに向かった。

最後に、底辺の子は離されることなく池の子達の食べ物に変わる。

9年で変えられない運命、努力しようが蔑む大きな人達。

私たちは、ただ泳ぐことしか出来ないのだ。

反抗しても、私たちに与えられたのは意見を述べる権利 学問を受ける権利 そのための手段を得れる権利 勉強道具。

これで、どう反抗しようか?これで、どう話を聞いてくれようか?

意見を述べる権利があっても流されるのなら、濁流にでも流してしまおうか!

保護された中の自由でこんなに苦しめられるのなら。

言ってやろうか。

ねぇ、池の見張り人さん何を今まで見てた?

頭か!ならば、外見か!

ねぇ、ここから出た人私たちは愚かな成熟者?

愚かだから、ここまで無邪気に人を傷つけるのか!


ここまで書いてホッと息を吐いた。

報われない否報われなかった自分の心。

今更、嘆いても遅い。

池の中は外から見えてそうで見えていない。

池の中は綺麗なようで汚い。

池の中で汚染された私たちは…

もっと早く、気づいて欲しかったのさ。

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さて、詩うか。 素敵な幹部様 @Kotobadekataru09

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