「壊す強す恐す」


私は、壊すでしょう。

一体何を壊すのでしょうか…?

全て跡形も無く壊すのか…

自分を壊すのか…

わからないからこそ壊すのを恐れるのでしょうか?

いいえ、壊すには力がいるのを恐れているのです。

私にはその力がないと知るのを恐れて壊せないのです。

壊せばそれなりの代償がくるその代償を笑ってかわせる程の強さ

それを望んでも手に入らないからそれを恐れて強くなれないのでしょう

人に近し汝我を失うその頃に人の温もり日に遠し。

私には、壊し強し恐しがない。

それと同時に、汝と共に日は沈むことなかれ。

汝それに気付いて孤独を知れば人は皆バケモノの子となりて

汝の心から光は輝きを失う頃に日は亡くならん。

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