LBとの出会い


「............ここは...?」


ああ、思い出した。そういえば過去に飛ばされたんだ、確か過去に行く途中人の姿をしたキツネ?がなんか言ってたような...


(あなたが過去に行く際、セルリアンを倒すための武器とあなたを少し変えさせていただきました。)


「は?武器はわかるけど、俺を少し変えた?俺に何をしたの?」


(それについて説明をします。あなたを"フレンズ"にさせていただきました。そのフレンズの名前は...)


駄目だ、これ以上は思い出せない、一番重要な事なのに...とにかく俺は何かのフレンズになったらしい。


「...ちょっと待て、フレンズってなんだ、セルリアンってなんだ!また重要な所がぬけてるじゃねぇか!しかも、食料とか水もどうすんだ!」


はぁ、こんなことでグダグダしてもしょうがねぇなとりあえず今の状況を確認するか周りは見た感じサバンナ?教科書でしか見たことないよ。


「ん?誰かいる、というよりすごい勢いでこっちに来てない!?」


「ととっ...危ない、危ないやあ、あたしはトムソンガゼルのルル!君の名前は?」


「俺の名前はショウ。いきなりで悪いけどここは一体どこ?」


「ここはジャパリパーク!ところであなたは何のフレンズ?かばんと同じだけどもしかしてヒト?」


「いや、俺は元々は人だったけど理由があって何かのフレンズになったんだ」


「へぇ~~なんだか不思議だね!じゃあ、あたしは走ってきたくなったから走ってくるね!またね!ばいばーい」ダッ


「ああ、教えてくれてありがとう!またね」


(やっぱりここはジャパリパークか、あと鞄と同じって言ってたよな、あれ、鞄って物...だよな、名前か?)


「あ、案内してもらえば良かった。まあ、気長に行くか」


そういえば武器があるとか言ってたけど、どこに...これは木刀?まぁ、逆に銃があったとしても使えないし、使えたとしても肩が脱臼してダメになりそうな自分が想像出来た。


~数時間後~


結構疲れてきたし、腹も減った...思い返したけど食料がない、せめて水でもあれば良かったんだが...


「あ、あれは池...?水だー!」ダッ


もうこの際、少し汚れてもいい!飲めれば、それでいい!


「...ふぅ、良かった、もし池がなかったらぶっ倒れていて死ぬところだった」


「だぁ~れぇ~?」ザバーン


「ッ!?なんだ!?」


「あら~驚かせてごめんなさい、私はカバよ。あなたの名前は?」


敵じゃなさそうだな...


「俺の名前はショウ、なぜ、あなたはここに?」


そういえば、数時間前ルルと普通に話してたけどこんなところに女性がいるのはおかしい


「なぜって言われても、カバだからよ」


「え?」


ちょっと待て、カバ...先週みつかった島...動物と人間が合体した化石...フレンズ...もしかして


「あなたはフレンズ?」


「そう、細かくいえばカバのフレンズよ。そしてあなたは何のフレンズ?」


「お、俺は元々人だったけど理由があって何かのフレンズになっているらしい」


「要するに、あなたは何のフレンズになっているかわからないという訳ね」


「そ、そうです」


驚きが隠せない、今俺は大発見を目にしている


「だったら、図書館にいってみては?」


「図書館...?」


「そう、図書館に行けば何のフレンズかわかるかもしれないわよ」


図書館なんてものがあるのか、確かに行く価値はあるかもしれない


「ありがとう!カバさん!行ってみるよ!」


「あなた、行き方わかるの?」


「あっ、そういえば、すみませんが案内ってできますか...?」


「ん~できなくもないけど、流石にねぇ、あっ!ゲートまでなら行けるわよ」


「ありがとうございます!」


~ゲート前~


はぁ...はぁ...!道中川とかあったり崖があったけどなんとかこれた...!


「さぁ、着きましたわよ」


「ゲートまで...案内していただき...ありがとうございます...」


「このゲートの先を行けばジャングルちほーに行き、他のフレンズかボスに案内してもらいなさい」


「わかりました。本当にありがとうございます!」


「いえいえ、困難は群れで分け与え、ですのよ。ただ...」


「?」


「ジャパリパークの掟は自分の力で生きること、自分の身は自分で守るんですのよ

なんでもフレンズ任せじゃ駄目よ」


「はい!では、また会う日まで!」タッタッタッ


「ふふ、なんだかかばんみたいだわ」


しかし、ジャングルちほーか 他にもちほーがあるのだろうか


ゴツ「ん?足元に何かぶつかったような...これは?」


「ハジメマシテ、ボクハラッキービーストダヨ、ヨロシクネ」




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