第22話ジョフちゃん泣く

優勝は弟だった。弟はスマホが二台あって困っていた。


「う…うぇ…ジョフは…ジョフは…悪い子でち…」

「そんなことないやん!優勝したし、悪くないって言っとたんやろ!」

「で、でも…サーベルタイガーは餌も食べれない動物のために出たって…」

「ジョフちゃん泣かないで、謝りに行こう」

「そ、その方良い…でち」


ベルさんはスマホを持っており、ジョフちゃんの飼育員が連絡を取った。


「今は無理だそうです、テレビ局などにインタビューしてるそうですし」


そういえば、番組の信用が落ちるとゆうことで放送は中止になったんだっけ


「ジョフは…悪い子だから…ヒック…ジョフが悪いんでち!」

「そ、そんなに自分を責めないでください!」

「何時までもグズグズしてたら何にも起きんやろ!シャキッとせい!」

「ジョフちゃん、歩こうか」

「う、うぇ…そうするでち…」

「そうだ、けもキャッスル行こうか」

「ジョフちゃんは飽きるほど行ってますし、違うところが良いですよ」

「僕がまだ行ってない」

「そうでしたか」


〜けもキャッスルにて〜


「ほなわてらはこれで」

「また会いましょう!」

「うん!じゃあねーヒョウさんヒメちゃん!」

「私は別の仕事があるのでこれで。ジョフは1人で帰れますので」

「はい」

「入るでち…」

「落ち込まないで」


〜けもキャッスル内部〜


「えーっと1970年代に…」

「読むと長くなるでち」

「仕方ないじゃん」

「そうでち?」

「…パークは1度閉園したが、とある男がパークに漂流。男…か」

「知ってるでち?」

「いや、別に」

「男はとあるフレンズと共に暮らし、漂流して5年後に世間にそれを伝えた」

「変な話でち」

「男の名は非公開とされており、飼育員達からはARIと呼ばれている」

「そんなこと聞いてないでち」

「変な話だね」

「全くでち」


〜けもキャッスル近くの公園〜


「今日はありがとうでち」

「こちらこそ楽しかったよ」

「ちゃ、ちゃんと謝ってなかったからゆうでち。ごめんなさいでち」

「ジョフちゃん…」

「もう帰るでち」

「そっか」

「さよならでちー!」

「ありがとう!またねー!」


こうしてホテルに帰った。

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