第21話大惨事

さて、今の所弁当を食べ終わってしばらく立ったぞ。


「なんだーさっきより全然試合変わってないじゃん」


するとジョフちゃんの飼育員さんがゆった。


「今居るのはほとんどが人か絶滅した動物のフレンズですね…」

「え?フレンズって絶滅した動物もなるんですか?」

「はい、動物だった物にサンドスターが当たるとなるんですよ」

「へ、へー」


適当に返事しといたけど良かっただろうか…


「さっきもサーベルタイガーが今の所1番リードしてます」

「へーって本当だ!サーベルタイガーって絶滅してるし…」

「ベルさん皆に怖がられてるんですよ…」

「え?どうしてです?」

「うーん私は仲が良い方なんで忘れましたが…」

「さっきから何を話してるでち!」

「そうだそうだ、メールアドレス教えとくんで」

「それじゃあ私のも」

「ジョフの話も聞くでちいいぃぃー!」


その時だった。後ろの方に居た悪そうなグラサンかけた男が言った。


「よぉそこの少女」

「なんでち!ジョフは大人でち!」

「大人ァ?だったら大声出さないだろぉ」

「で、でち」

「さっきから二人が話してるのにお前はピーピー騒ぐんじゃねぇよ!猫!」


男の手には馬券らしきものがあった。


「大体お前は元々動物のくせに…」

ガシィッ!

「あん?何だてめぇ」

「ちょっと来てください」

「あれは…ベルさん!?」

「ベルってサーベルタイガーさんのことですか!?」

「大変です!このままだと失格ですよ!」


ベルことサーベルタイガーは男をどこかに連れて行った。


「ふざけんなよ!どうせお前も元々動物なんだろぉ!?」

「私は違う」

「どうゆうことだァ!」

「もう、ここには…」

「うるせぇ!くたばれぇぇぇー!」

「ベルさん!」


男はナイフを取り出した。


「死ねえぇぇ!」

ガシ!

「え?」

「ハッ!」

「ぎゃあああああぁぁぁ!」


彼女は失格になった。しかし、男は逮捕された。


「ジョフのせいでち…」


サーベルタイガーがジョフちゃんに近づいて言った。


「貴方は悪くない」

「でち?」

「ジョフちゃん!怪我はなかった!」


サーベルタイガーは知らないうちに姿を消していた。

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