第14話わたあめ

デートして結構たった気がする。もうすぐ高校か、辛いな。


「元気がないでち、まさかジョフとのデートが嫌なんでち!!」

「違うよ、高校のこと考えてたの」

「高校なんて休めばいいじゃないでちか!」

「あのね…フレンズには関係ないかと思うけど行かなきゃいけないんだよ」

「でち…ジャパリパークだって学校はあるでち!」

「それって賢いフレンズ達が行くところでしょ?」

「ジョフは賢いでち!」

「だったら行けば良いじゃん」

「でちぃ…行きたくても飼育員さんが反対するでち…」

「どうして?」

「それは…」


彼女の飼育員は、元々学校の先生を務めていた時期があったのだ。


「そっか…それじょあ仕方ないね」

「でち…」


落ち込んでいるところ、わたあめ売りを見つけ1本買ってあげた。


「…?何でち?これ」

「わたあめだよ」

「そ、そうだったでち」

「ゆっくり食べてね」

「何でちコレ…ベトベトするでち…でも甘いでち」

「美味しい?」

「美味しいでち……あー!子供っぽいのを食べてしまったでちいいぃぃ!」

「でも美味しいでしょ」

「確かにそうでちがジョフはこんな子供っぽいものを…ムグムグ」

「あ、そんな食べ方したら」


ベト


「なんでち…あっ!」


彼女の服にわたあめが落ちてしまい服はベトベトになった。


「どうするでち!ジョフの服がベトベトになったでち!」

「ご、ごめん」


この時、温泉を思い出した。そうだ、多分洗濯機があるからそこで洗おう。


「温泉に行こうか」

「温泉に行くんでち!?解ったでち」


素直だと思った自分だった。

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