第3話船旅

船に乗った。自分はどちらかというと酔わない方だ。

父と母は今の所運転で疲れていて眠っていた。


「本日はジャパリフェリーをご利用頂き、誠にありがとうございます」

「お母さんジャパリパーク?っていつ着くの?」

「そうねぇ…あと30分で着くわよ」

「わーい!やったー!やったー!」

「当フェリーはパークセントラルに向かっております、気分が悪い方などがいましたら、係員にお知らせください」


フェリーが動き出した。


「おおおおー!」


乗客は声を上げ、皆喜んでいた。


「兄さんあのさー」

「何?」

「カメラ貸してくんない?」

「良いけど何で?」

「いや、別に…」


〜20分後〜


「まもなくパークセントラルに到着いたします。忘れ物にはご注意ください」

「やっと着いた…母さん起きて!」

「……え?もう着いた?」

「うん…さぁ行くよ」

「まって!お二人さん(妹と弟)は!?」

「いるから…」

「ならいいけど…」


船は船乗り場に到着し、全員が集合した。


「よし!スマホも持ってるし!自由行動!」

「姉さんはどうすんの」

「2人で行く…(落ち込んでる)」

「よし…行く…今何か空飛んでなかった?」

「え?動物園だし当たり前じゃん」

「いや、人みたいな…」

「気のせいでしょ」


母が言ったこと…それはこの島シンボルでもある「フレンズ」達のことであったのであった。

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