第2話支度

ジャパリパークに行くことが決まった2日後。僕は支度をしていた。


「持ち物は、スマホと充電器と小説2冊と漫画4冊と…」


なかなか持ち物が多い。


〜3分後〜


「…ビデオカメラか…そういやフォロワーさんがジャパリパークいってたしネットの書き込みを見てみるか…」


ネットの書き込みではほとんどの人があのパークは素晴らしいとコメントしており、リピーターが増えているという。


「すげえな…文句言ってるやつは全然いないし…」


すると、その中の1人が不思議な書き込みをしているのを発見した。


「ホントの動物がフレンズ化するのがすげぇよな」

「フレ…ンズ…友達?」


よくわからなかったので、僕は検索をかけることにした。

「フレンズとは」や「ジャパリパークの動物」など…


「ダメだ!フレンズと検索するとドラマとかしか出てこない!」


気がつくともう1時を回っていた。


「しまった…明日は早く起きないと…」


そう呟き、布団にくるまって眠った。


〜翌日午前5時45分〜


「起きなさい!」

「ふぇ?」


まだ外は暗い。こんなに早くに出かけるのは久しぶりだ…。


「え?車で行くの?」


妹が言った。


「高速道路で7時間かけて行くからね。早めに行くよ」

「ええーっ」

「はい、お土産代」

「にににににに二万円!?」

「お土産高いらしいし」

「ふ、ふーん」


やったあああ!ありがとう!ジャパリパーク!


〜車の中にて〜


「マイティは俺が殺した!(テレビ)」

「つまらん」

「ええー最初に見たいテレビ見たの姉さんじゃん」

「でもさー」

「次僕の番ね」


僕は車の中のテレビで大好きなアニメを見た。


「いつでもグースーデーデデ」

「神回か…」

「ダメ?」

「別に…」


〜5時間39分後〜


「見えてきたよー」

「え?どこにも無いけど…」

「あの島」

「えぇ!?」

「船乗って行くから」

「ウソォ!?」

「じゃあ降りるよ」


いよいよ着いたジャパリパーク、それは不思議な島だった。

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