第64話 真実はいつも初歩的なことの名にかけて!
「うぅーん、良く寝たなぁ……」
ライオンが住む城で丸1日ゴロゴロして過ごしたアノン。
今日も起きた時点で既にお昼前である。
しかし、そんなことは気にせず
今回作ったのはラーメンだ。
寝起きにしては重いメニューに思えるが実はそうでもない。
まず、麺は極細麺。
極限まで細くなった麺の体積は計算上ゼロ。
つまり、0カロリーである!
同様にチャーシューも薄く切れば体積0となり0カロリー。
そして、スープの主成分は水。
水は0カロリーなのでスープもほとんど0カロリーである。
したがってラーメンはヘルシー。
ラーメンを食べ終わると、次の地へ旅立つことにした。
流石にもう一眠りはしない。
兵糧が尽きるまで籠城していては話が進まないので。
平原地方に住むフレンズ達に見送られながら水辺地方へ飛び立った。
終始鋭い視線が突き刺さっていたが、慣れたもので大して気にならなかった。
*
「容疑者、かくほー!!
貴女は――
やはり詐欺は貴女のしわざだったのね!
この
目的地にたどり着くや否やアミメキリンに組伏せられるアノン。彼女は、鷺ではない(無言の弁護)
そもそも凶器を使う詐欺とは何なのか?
もしかして:強盗
ツッコミが追い付かない急展開ではあるが、ひとつひとつ状況を整理していこう。
①PPPのライブ開催にあたって長sから「こういった催し物には名探偵を招待するのが相場というものなのです」という助言を受けた。
②リハーサル前に楽屋を出てみればマーゲイが血まみれで倒れていた。
③アノン到着&即確保。
なお、現場で詐欺が行われていたという事実は無い。
④最初に歌う予定だった曲は『THE WANTED CRIMINAL』
⑤コウテイはエロい。
謎が謎を呼ぶ事件を、
「……分かったわ!!
この事件――迷宮入りね!?」
ダメみたいですね。
次回、犯人はアイドルPPP
お楽しみに!
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