第59話 約束された料理の剣
~前回のあらすじ~
・ハチミツください
・モブはいます
・主人公強化イベント
*
「ふふふふーん♪うぇるかむとぅーざーじゃぱりぱー♪」
鼻歌を歌いつつ、薬草とキノコを刻む――当然、星剣で。
苦そうな一品にハチミツを足して、味見。
「なんか上達したかも!」
見るからに凄そうな剣を包丁代わりに使い完成させた料理のグレートな味に、本人は満足気だった。
健康に良さそうな緑色(オブラートに包んだ表現)の液体を一気に飲み干す。
……ガッツポーズ?そんなことしたら怒ってくる人がいるじゃないですか、やだー。
「さて、次はどこに行こうかな?
食材の調達が出来そうなところなんて知らないし、せめてもっとたくさん入れれたらなぁ……」
体力が回復したところで、ポーチの中身を確認して呟いた。
当小説では課金による所持アイテム数の上限突破システムは実装しておりません。あしからず。
「まあいいかな。適当にフレンズが集まりそうな場所で情報を集めようっと」
飛び立った先はだいたい平原方面。
気の向くまま、風の吹くまま、彼女の旅は続く――
今まで応援ありがとうございました!
なんか最終回っぽい言い回しになってしまいましたが、普通に続きます。次回作も何もあるはずないので期待しないでください。
*
――やっぱり私の思った通りだったよ。
料理が下手なんじゃなくて、想いを込めて作るとサンドスター・ピュアの干渉が起こって普通のフレンズが食べるには向かなくなっちゃうみたいだね。
あの剣も扱えるみたいだし、セーバルちゃんの言うところの特別を持ってるとみて間違いないよ。
……え?うん、そうだね。
奪う事になるかもしれないけど、ね?
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