第17話 その輝きは700万光年の彼方
雪山を後にした私達は、次の目的地 ‘みずべちほー’ へ向かった。
道中何事もなかったおかげで、PPPのライブまで、それなりに時間がある。
せっかくなので会場を下見しているが、今のところマネージャーとして本番前の最終確認をしているマーゲイ以外は誰もいなかった。
邪魔になったら悪いし、話しかけるのはライブが終わってからかな?
それに、語り合いたいことがありすぎて長引きそうだし。
席を確保しつつ、適当な話題で談笑していると、ライブを見に来たフレンズがちらほら現れだした。
この調子だとライブが始まる頃には満員になるだろう。
「かばんちゃん、サーバルちゃん。
私は全力で応援するから後ろの方に行ってるね?」
ペンライトを握って最後列へ向かう。
……かばんちゃんが苦笑いしてたけど、気にしない。
そんなことよりも悪目立ちしないことと、パフォーマンス全体が見れることの方が大事だ。
距離があっても、アイドルの輝きは、決して変わらないのだから――
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