第12話 背負う者の目線
少しずつ綺麗になっていくバスを見て、はしゃぎっぱなしのサーバルちゃんとは対称的に、ぼくは時々、腑に落ちない気持ちになってしまいます。
リンさんがバスの修理のついでにしてくれている説明は、分かりやすくて面白いです。
それでも、それだからこそ、余計な考えが浮かんでしまうんです。
ヒトが作ったはずの物を、生まれてそれほど経ってないリンさんが、これ程にも詳しいのは何故なんでしょうか……?
リンさんに直接尋ねてみても、はぐらかされてしまいます。
気が付けば、最近、海の向こうに居るかも知れないヒトの事よりも、リンさんの事ばかり考えてるみたいです。
……決めました。
まずはサーバルちゃんに相談して、良いって言ってくれたら――――
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