第2話 その方がカッコ良くない?

火山で目覚めた私は、なんやかんやで質問責めに遭っていた。


「セルリアンから石を砕かず取り出すとはどういうつもりなのですか?」


博士と呼ばれているらしいアフリカオオコノハズクのフレンズは、私が何をどこまで知っているかの確認もせず問いかける。


「んー、これってサンドスターを吸収する性質があるでしょ?

上手く使えば後々パークの危機を救うことになるかもって思ったんだよ」


「パークの危機とはどういうことですか?

何か起こる根拠があるのなら見過ごせないのです」


今度は助手のワシミミズクが食いついてくる


「どういうことって聞かれても……

強いて言えば私が生まれた事が根拠かな?

サンドスターの意思以外に私がここに居る理由が説明できないよ」


「確かに生まれたばかりとは思えない知識量なのです。

中型のセルリアンを一瞬で仕留めたのも大したものなのです。

……お前は一体何者なのですか?」


「いやー、それは秘密にしておくよ。

何故かって?それは…………

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る