第七章 露呈
第七章 露呈
杉三の家。
杉三「へえ、友助さんが、そういうものを書くようになったんだね。」
懍「ええ、自宅内ですと、近隣での、道路工事の音がうるさくてかけないというので、製鉄所の一部屋を貸しているのですが、朝早くからやってきて、夕方まで書いて、かえっていきます。」
蘭「でも、製鉄所も鉄を作っている音でうるさいのではないですか?」
懍「まあ、そうかもしれませんが、道路工事の音よりはましだそうですよ。」
杉三「確かに、道路工事で使われるブルドーザーの音は、怪獣の声と同じくらいうるさいな。」
蘭「それは極端すぎるのでは?」
杉三「音楽家にとってはそういうもんよ。」
懍「まあ確かに、そうかもしれませんね。小さな騒音でも、気になる作曲家はいるようですし。」
杉三「ベートーベンもそうだったんだじゃないの。そういうもんよ。」
蘭「まあ、そういうもんか。ところで、彼は今でも水野麗華の娘とは交流が続いているんですかね。」
懍「はい、続いていますよ。なんでも、提供する弦楽アンサンブルのメンバーの一人が、その彼女だったそうで。」
杉三「すごい!これはもしかしたら運命かもしれないぞ。作曲家にとって、女性の存在というのは何よりも重要だ。それのおかげで超有名な大曲が登場したことは結構あるんだからな。」
蘭「まあ、そればっかりでもないけどさ。」
懍「いいえ、蘭さん、それは間違いではありません。例えば、ブラームスがクララ・ヴィーグに多数曲を送っていることがそうです。いずれにしても、異性を美しく見せるために作られたメロディが、非常に有名な旋律になったという例は非常に多いですよ。」
杉三「そうでしょう、教授!で、今彼は何を書いているんだ?彼女の楽器は?」
懍「なんでも水穂の話によると、バイオリンを担当しているみたいですが。」
杉三「じゃあ、バイオリン協奏曲でも書いているのかな。」
懍「違いますよ。あのチラシに書いてあったのが交響曲だったので、それを一生懸命書いているんじゃないですか。」
蘭「書けるもんなんですかね。交響曲なんて簡単に。」
杉三「いや、無理だね。あれを書くのは苦労する。過去に、さんざんすごいのが書かれているんだからね!」
懍「逆を言えば、作曲家にとっては非常に書きやすい媒体かもしれませんね。それだけ多数の物が書かれていると言えばね。」
杉三「でも、優れた交響曲というのは、僕としてはだけど、ショスタコあたりでストップしてしまったような気がするんだ。あとはそれを模したものか、過去を回顧しているようなもの過ぎない気がする。」
蘭「杉ちゃんすごいこと言うな。」
懍「そうかもしれませんね、杉三さん。僕もその意見は間違ってないと思いますよ。交響曲の正式な系統は、おそらくショスタコーヴィチで途絶えているのではないでしょうか。現に、ある人が、久々に交響曲を書いて絶賛されたこともあって、それを聞いたこともあったけど、たいしてすごいとも思いませんでしたし、本人の作品ではありませんでしたからね。そういうことだってあるわけですから、もう、それを超えることはできないと思います。」
杉三「そうだろう!というか、クラシックとか、邦楽って大体そういうもんだよね。もう過去のものになっているっていうかさ。もう、そうなっちゃうのかなあ。」
蘭「それなら、なんでまた交響曲を募集するチラシを出したんだろうね。」
杉三「知らない。まあ、商業的に成功したいからじゃないの!」
懍「そうですね、杉三さんの意見も確かにあると思うけど、交響曲というものは、いつの時代も誰かが求めている媒体なのかもしれないですよね。まあ、実際は過去にあったものにちょっと手を加えた程度に過ぎないかもしれなかったとしても、ですね。」
杉三「まあ、僕らは、若いヴァニュハルの交響曲が書かれるのを楽しみに待ってようね。」
同じころ、製鉄所の応接室。
テーブルと椅子を貸してもらい、一生懸命友助が譜面を書いている。
水穂「失礼しますよ。」
と、掃除機を持って、中に入ってくる水穂。
水穂「まだ、書いてらしたのですか。」
友助「はい。今第三楽章のスケルツオまで書いたところで。」
水穂「ずいぶん進むのが早いですね。」
友助「いや、遅い方ですよ。第四楽章、まだ何も書いてないんです。」
水穂「まあ、終楽章ですからね。確かに大曲が多くなりますよね。」
友助「でも、さすがにマーラーのようなものではないですけど。」
水穂「そこまでは要求されないと思いますよ。古典的な形式で十分だと思う。」
友助「第三楽章に低音のソロを入れたんですが、これっておかしいですか?」
水穂「へえ、珍しいですね。大体の曲ですと、緩徐楽章にソロが入るのはよくあるんですが、三楽章にソロが入るのはなかなかないですよ。」
友助「はい、二楽章にある、バイオリンのソロを問いかけとして、それに対して答えが出るようにしたいんですよね。」
水穂「へえ、いいじゃないですか。そういう発想はなかなかないと思います。」
友助「だから、第四楽章をどうしたらいいのかわからなくなってしまって。」
水穂「例えば、ブラームスの交響曲みたいに、シャコンヌを最後に持ってきたりすることもありますね。パッサカリアともいうけど。」
友助「どういうものですか。」
水穂「まあ、あまり定義ははっきりしていませんが、大規模な変奏曲と言えばいいかな。それに終曲であるコーダを付けて。」
友助「あ、なるほど!そういう例もあったんですか!」
水穂「はい。ベートーベンの英雄交響曲もそうなってますよね。」
友助「なるほど。そうこともあるんですか。交響曲では必ず大規模なフィナーレを付けるものだと思っていたので、そういう終わり方もあるとは知りませんでした。ごめんなさい。」
水穂「気にしないでいいですよ。知らなかったら素直にわかりましたと言えばそれでいいですよ。そんなことを知らないのかとか、余分な飾り物は、いらないんですよ。なぜか、そういう飾り物のほうに目がいってしまって、肝心なものが身につかないことのほうが多いから、そういう事はいりませんよ。」
友助「そういう事を言っていただいてありがとうございます。」
水穂「本当はそれで礼を言われるべきでもないんですけどね。はじめにそういう事を言わずに結論だけを口に出せればいいのですが、人間、それができないことがあまりにも多いから。これが当たり前にできたら、どんなに楽だろう。」
友助「本当にそうですね。余分な物が多すぎて、わからなくなりますよね。」
水穂「余分な物をとるのも、これからは商売になる世の中なのかもしれないですよね。」
友助「あ、なるほど、、、。」
水穂「具体的にどうなるのかはよくわからないですけど、本来であれば当たり前にやってたことが、今は商売としないとだめになる例は、たくさんありますよ。」
友助「確かにそうですね。なるほど、何かすごいヒントでした。ありがとうございます。」
水穂「まあ、ヒントになっているかはわかりませんが、参考にしてくれればと。」
友助「いえ、ありがとうございます。なんだかアイディアが出てきましたよ。」
と、再び五線譜に向かって書き始める。
水穂「そう、思いついたらすぐにかけるのも、能力が高いことにもなりますね。じゃあ、僕は掃除機をかけないと。」
少しばかりせき込むが、再び掃除機を持って、別の部屋へ行く。
いつまでも楽譜を書いている友助。
数日後。杉三の家。食事をしている杉三と蘭。
蘭のスマートフォンがなる。
蘭「はい、伊能です。あ、青柳教授、お世話様です。杉ちゃん?杉ちゃんならいますけど?あ、そうですか。ああ、分かりました。じゃあ、言っておきます。」
と、電話を切る。
杉三「どうしたの?」
蘭「かけたんだって、交響曲が。」
杉三「何、それは本当か!」
蘭「そうだよ。教授から電話があったんだから!」
杉三「やった!うれしいな!よし、すぐ拝見させてもらおうぜ。」
蘭「杉ちゃん楽譜が読めないんだから、初演まで待ってれば?」
杉三「だったら第一回練習で聞かせてもらおうぜ!どうしても聞きたいの!」
蘭「本当に待ってられないんだね。」
杉三「いいじゃないの!待っているだけでは何もならないよ!蘭、楽団のコンダクターに、連絡を取ってよ。」
蘭「そんなに聞きたいなら、杉ちゃんが連絡すれば?」
杉三「僕は文字が読めないので、、、。」
蘭「そうだっけね。結局僕はただの側近になってしまうのか。」
杉三「そんなことは関係ない。」
蘭「結局そうなるのね。あーあ、僕が必ず貧乏くじを引くのかあ。もう、かけるよ、しかたない。」
再びスマートフォンを手に取る蘭。
数日後。市民会館の前でタクシーが止まる。
市民会館の中を移動している杉三と蘭。
杉三「練習室というのはどこにあるんだ?」
蘭「ああ、ちょっと待ってくれ。ここあんまり来たことないからわかんないんだよ。ちょっと待ってな。えーと、ここか。」
案内板を確認する蘭。
杉三「早くしてくれ。じゃないと始まっちゃう。」
蘭「せかさないでよ。えーとえーと、ここか。つまりこうしてこういって、、、。」
声「蘭、来てたのか。杉ちゃんも。」
杉三「あ、水穂さんだ!」
二人が振り向くと、水穂と、懍がいる。
蘭「なんだ、二人とも来てたのね。」
水穂「どうしても気になったものですからね。」
杉三「ああやっぱり、若きヴァニュハルが気になったのね。」
蘭「水穂、練習室ってどこにあるんだ。あの案内板を見ても全くわからなくて。」
水穂「こっちだよ。ちょっとわかりにくい場所にあるから、探すのが難しいんじゃないの。」
蘭「悪い!行かせてくれ。」
水穂「いいよ。この市民会館は、作りがわかりにくいからな。」
懍「単に案内板の表記が悪いだけだと思いますけどね。」
杉三「どうでもいいから、若きヴァニュハルの交響曲を聞きに行きたい。」
水穂「ごめん。まあとにかくこっちなので来てくれ。」
と、廊下を歩き始める。杉三たちも後をついていく。
長い廊下を歩いて、一番奥のドアを開けると練習室。
ドアに「合奏団明星」と貼り紙がしてある。
水穂「こんにちは。練習、拝聴に来ました。」
声「ハイどうぞ、お入りくださいませ。」
水穂「じゃあ、開けます。」
ガチャンと音を立てて、ドアが開く。防音のドアなので、非常に重い。
中に入ると、団員たちがまた楽器の調弦をやっている。その中に清華もいた。友助は、その近くの椅子でとても緊張して座っていた。
杉三「あ、どうも!僕、影山杉三です。友助さんとは、無二の親友だ。今日は、新しい交響曲を聞かせてもらいに来た!」
蘭「杉ちゃん、あんまりべらべらしゃべるなよ。」
杉三「いいじゃないの。新しい交響曲を聞かせてもらうのに、年齢も学歴も関係ないでしょうが。」
蘭「僕らは黙っていたほうがいい。」
杉三「なんで、ご挨拶位しなきゃ。」
蘭「そういう意味じゃないんだよ。」
コンダクター「とりあえず、この曲、一度合わせてみましょうかな。えーと、タイトルは、交響曲花吹雪。」
杉三「平凡なタイトルだな。」
楽器を構える団員達。馬鹿にするような表情もなく、真剣に楽譜を見ている。
コンダクター「じゃあ、行きますよ。」
と、指揮棒を持つ。ちょっと緊張しながら、楽器を弾き始める団員達。
音楽としては無調性音楽と思われるが、それにしてはどこか雅やかなところもあり、なんとも不思議な感じの第一楽章だった。ただ、きちんとソナタ形式だけは遵守していた。
蘭「独特ですな。なんか、個性的な第一楽章だな。」
次に第二楽章。調性は専門的に言えばト短調だ。そこだけははっきりしている。なんとも言えない悲しいメロディで、まるで暗闇の中を手探りで歩くような感じだった。中間部にあるバイオリンのソロは、絶望の中ひたすら泣いて耐え忍ぶような雰囲気があった。
懍「救いのない緩徐楽章と言った感じですね。」
第三楽章はスケルツオ。まあ、直訳すると「冗談」という意味があるが、こんな重たい冗談はあるか?と言えそうなくらい厳格な楽章だった。ベートーベンのスケルツオに引けをとらないくらいだ。中間部は、ビオラによるソロがあるが、
水穂「二楽章のソロが問なら、これは叱責という答えですか。」
というほどリズムも調性も厳格にできていた。
蘭「僕は音楽の事は詳しくないが、こんなに怖い冗談は聞いたことはないぞ。」
そして終楽章。パッサカリア、ト長調。この楽章だけが、混沌としたところのない変奏曲になっていて、なんだか一楽章から三楽章までの雰囲気とは全く違う、祈りの曲のような雰囲気になっている。まるで、それまでの楽章の内容を否定し、美しい物へのあこがれを表現し続けるような、、、。
静かな、短いコーダで全楽章は終わった。
拍手をする杉三たち。
杉三「なるほどね!これは面白いぜ。終楽章のもってき方が意外だった。なんだか桃源郷って感じだな。そこへたどり着けないうちに逝ってしまったという感じだったよ。」
懍「そうですね。終楽章だけ単独で演奏してもよろしいかと思います。まあ、でも、物語として伝えるなら、全楽章演奏したほうがいいかもしれないですね。」
水穂「第一楽章の響きが非常に日本的なところから判断すると、やっぱり箏曲の影響も強いと思ったのですが、終楽章はやはり管弦楽的です。切り替えてよかったと思っています。」
コンダクター「ほかには特にないですかな?」
蘭「ああ、僕は、本当に音楽の事は苦手で、、、。」
コンダクター「いや、そういう人からの感想のほうが、意外に率直で役に立つものですよ。」
蘭「なんていったらいいんですかね、、、。」
懍「蘭さん、感想をお伝えしないと、作曲者に対して失礼というものです。」
蘭「いや、本当にすごかったとしか言いようがないですよ。彼の才能のすごさに感動したしか言いようがありません。これが僕の感想でしょうか。」
杉三「蘭は、そういうところがまるで下手なんだな。」
蘭「すみません。本当に僕はこういうのはまるでだめです。」
コンダクター「ダメだなんて言わないで、そういう感想も堂々と言ってもらいたいのですがね。」
蘭「あ、ありがとうございます。そうですねえ、、、やっぱり彼の才能と言いますか。それしか言いようがないですよ。ずっと前、僕らが初めて彼の作品を聞いたときも衝撃的だったけど。なんか、少し水穂が手を貸したら、すごい才能を発揮して、それがまたパワーアップした感じですね。」
コンダクター「ほほう!彼はこの交響曲以外に何か書いていたんですか!前歴がないとばかり思っていたのですが、今までどんなものを書いてきたのか、お聞かせ願いませんでしょうか?」
友助「いや、これが初めてです。こういう洋楽曲を書いたのは初めてです。それまでは全然違うものを書いておりました、、、。」
コンダクター「へえ、例えばどんなものですか。もしかして、クラシックには全く縁がなかったの?」
友助「はいそうです。クラシックなんてさっぱりでした。僕は、音楽と言えば、邦楽しか経験していないので、、、。」
コンダクター「邦楽ですか!それはまたずいぶん飛躍したものですな!確かに、この第一楽章から判断すると、なんだかありえない和声が、雅やかに聞こえて来たりしましたので、たぶんほかのジャンルから影響を受けたのかなと薄々感じてはいたんですけど、例えば、どんな音楽を今まで手掛けていたのです?」
友助「基本的に、箏と、十七絃の曲程度しか書いたことがなかったんです。こういう交響曲の事に関しては、全く知らなかったんですよ。ただ、そこにいる水穂さんに交響曲の書き方を教えてもらっただけで、、、。」
コンダクター「箏と、十七絃ですか。それを手掛けていた人が、こんなきれいなものを書けるとは驚きですよ。」
友助「でも、箏では場違いだと指摘してもらって、それなら交響曲のほうが、よっぽど能力を発揮できるからって言われたんですよ。」
コンダクター「そうだよねえ。六段の調べの世界と、君が書いた交響曲とでは、偉い違いだ。君はこっちに来てくれてよかったよ。これからも、うちの楽団に、曲を提供してくれると嬉しい。」
友助「でも、僕、音楽学校も行ってないのに?」
コンダクター「それは気にしないでほしいな。せっかくの才能がつぶれちゃうから。」
友助「いいんですか?」
懍「よいのではないですか。ここまでの人を動かしたんですから。人を動かすって、相当能力がなければできないと思いますよ。」
友助「でも、、、。」
水穂「わからないところは教えてあげるから、ここは逃さないほうがいいと思います。」
友助「そうですか、、、。」
コンダクター「お約束通り、この曲はアマチュアオーケストラ品評会で演奏しましょう。そして、我々の第一回定期演奏会は、交響曲第二番を演奏ということで、、、。」
友助「に、二番?」
コンダクター「はい。交響曲第二番ですよ。一の次は二番でしょ。」
友助「そんな、二番なんて、、、。」
コンダクター「じゃあ、バイオリン協奏曲とか、そういう形にしますか?それとも、交響組曲とか、あるいは宗教曲とか?」
水穂「もう、先生、気が早すぎます。もう少し、彼に時間をあげてください。僕らもまだまだ伝授することはたくさんありますし。」
コンダクター「すみませんね、音楽家としては、どうしても嬉しいことがあると、気が早まってしまって、先を急いでしまう傾向がありまして。悪い癖です。本当に申し訳ない。それなら、こうしたらどうでしょう。彼の処女作を、うちで演奏してみるとか、」
水穂「だから、彼の処女作は、箏曲ですよ。」
コンダクター「でも、ここまでかけるのだから、箏曲をすぐに書き直すこともできるのではないですか。きっと、シンフォニックなものがたくさんあるでしょう。自信作もたくさんあるはずだ。」
友助「それが、書き直してもらった曲しかなくて、、、。」
コンダクター「へえ、それは何ですか?」
杉三「あ!それを言っては絶対ダメ!」
蘭「杉ちゃん、なんでだ!」
杉三「向こうを見ればわかるよ!」
蘭「向こうって?」
コンダクター「タイトルは?」
杉三「ダメ!それを言っては!」
と、同時に人が倒れるときのどさんという音。
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