第24話 終わり

「疲れた…。」

 跳んだり、走ったり。今回ばかりは本音。

「休憩〜。」

 ウサちゃんの声で、木陰に入った。


「涼しい。」

と、腰を下ろす私。チラリと見上げた太陽は、まだ高い。


「どう、ミサキちゃん。楽しい?」

と、ウサちゃんが横に腰掛ける。

「うん。楽しい。こんな楽しいのは初めて。」

 皆も笑顔になる。


「あれ…。」

 気を抜いたからか、急に眠気に襲われる。

 そのまま、ウサちゃんの膝へ。

「疲れちゃたね。」

 頭を撫(な)ででくれた。それが、また気持ち良くて…。

「うん。疲れ…。」

 意識が深いところへと落ちていく。

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