☆カクヨムで「この人すげえ~~~」てなった人たちのことを思い出し大会

 すみません書いてる人間です。どれくらいの方に読んでいただけているのか、正直よくわからないのですが、いつも愚作をご愛顧いただきありがとうございます。


 いつものようにファッキンポエムでも書こうかと思ったんですが、あまりにポエムだらけでどうなん?って気持ちになってきたので、たまには終わってしまった過去のことを掘り返そうかなと思います。最近サブスクでとうの昔に解散したギターポップのバンドとか聴きまくってるので、たぶんそういう気分なんだと思います。



自分だけかもしれないんですが、カクヨムで「すげえ!この人天才!仲良くしたい!ℒ𝒪𝒱ℰ――」みたいな方にかぎって、光の速さでアカウントをお消しになってしまわれます。20万字とか投稿されていたのに……毎日更新なさっていたのに……みなさんはどうでしょうか?


正直最初は

「え、ウザ絡みだった……?」

みたいな自意識過剰を発症していたんですが、どうもそうではないというか話が逆というか、つまり

「自分がすげえと思うものを書かれる方=カクヨムに関心を抱かない・抱けない=軽いノリでお去りになられて戻ってこない」

みたいなことわりが伏在、しているのでは~!?みたいな疑念が最近止まりません。


 しかもこれを書くにあたって判明したのですが、アカウントを消された方の作品はいざ知らず、レビューからコメントから「いいね!」みたいなアレ(なんか❤のやつ)まで、ひとつ残らず痕跡が消されるうえ、Web Archiveとかでもまったく追えないため、なんか幻覚めいた思い出だけが脳内に取り残されている気分になります。


 というわけで今回はそういった、アカウントを消されたけどマジですごかったな~この人!みたいな人のことを思い出していこうかと思います。マジに自分にだけしかわからない話がこの先は延々書き連ねてありますが、ご容赦いただけるとありがたいです。


①宗谷薄暮さん


 たしかカクヨムにゴミみたいな短編をぶちこんだときに、最初にコメントしていただいた方だったと思います。けっこう褒めていただけたので、逆にこの人はどういう感じのものを書かれているのかな?と覗かせていただいて、

「え、文章上手くね……?」

 ってなって、けっこう年配の方なのかな?とプロフィールを見たら

「高校生?????はええ~~~死のう」

ってなりました(自分もいちおう学生ではあったんですけど……)。それくらい衝撃というか、この知性がヤバい!みたいな、横っ面を完全に張られた感じがありました。


基本的にSFや思弁小説だったり、カフカエスクなテイストの短編をいっぱい書かれていらっしゃる方でした。その中でも唯一、始動したばかりの長編「水星人」がモチーフも文体もほんとうに素晴らしく、この人これからどこまで進化してしまうんや……と戦慄しつつ、でも試験がヤバいらしいから無理せんといて……みたいに見守っていたらアカウントを消されてしまいました。そんな後生な……


 ちなみにさすがカクヨムというか、なんか小学生の方とかも普通に投稿されていて「うお~~~」となるのですが、さすがに宗谷さんに比肩する感じの方にはお会いできてないです。いっぽうで己が中学生のときとまるで変わらないノリが散見されて(「てか友だち誘いましたwwwww」みたいな)、ああなんか、受け継がれているのか何かが……みたいな謎ノスタルジーが沸き起こってきたりもします。


 宗谷さん!

 いろいろ事情はあるかと思うんですが……なんとかなりませんか!?

 なんとかなりませんかというか……えっ受験大丈夫でしたか?将来を犠牲にされてまで書いていただくのは寝覚めが悪いので、ぜんぜん大丈夫なんですけど……ぶっちゃけ宗谷さんはもっと評価される場所がいくらでもある方かなとは思うので、どこかでお会いできて、「水星人」の続きが読めれば自分としてはそれで満足です。いつかどこかで!


②椿園さん


 まあカクヨムだし異世界ファンタジーを読もう、みたいなテンションだったとき、いろいろな方の作品を数珠つなぎに放浪していたときに、なんとなくお会いした方でした。

「ありふれた異世界旅行に僕の家のチロがついてきた」

 というタイトルの長編をほぼ毎日更新されていた方で、なるほど異世界と思って読み始めたら、

「ヤバい、天才だ……」

 となってしまいました。


 といっても宗谷さんの作品とは異なり、とくに商業ベースの書き物を念頭に置いて比較すると、何かが決定的に「ゆるい」というか。で、その「ゆるさ」が何か取り返しのつかない、得体の知れない喪失感をもたらしているところがあり、そこがとてもよいなと読みながらいつも思っておりました。読んでいて普通に泣いてしまうこともしばしばでした。


 動物とかペットをかわいらしく描写する作品と思わせつつ、逆に動物と人間を徹底的に等し並にとらえる視点がつねにあり、それでいてゴアやグロテスクに流れることなく、突飛とも思えるジョークや独白を自在に駆使する、時空間の捻じ曲がった不思議な文体を駆使して物語をドライブさせている、非常に高度な小説だな~と思った記憶があります。そして唐突にアカウントを消されてしまいました。


 椿園さん!

 いろいろ事情はあるかと思うんですが……なんとかなりませんか!?

 というかマジで何があったんですか?いや、あんなにガシガシ更新されていたのに……「異世界 チロ」で1週間以上検索をかけて何も出てこない絶望を今さら思い出してしまい、書きながら感情が乱れております。

 もう何でもいいので、どこかで続きを読ませてくださいませんでしょうか?無理にとは言えませんが……



 まあそんな感じでした。乱文にもほどがありますが、とりあえず長文を書けて満足しております。

 こんな経験を何回もしてて、諸行無常だなー、インターネットだなー、とかそんな気分に浸っている今日この頃です。

 まあ次回から真面目に更新します。こんな乱痴気駄文を読んでいただきありがとうございました。


追伸:

最近聞いている音楽はこれとかです。

https://m.youtube.com/watch?v=MFgTBcop3xI

https://m.youtube.com/watch?v=0LKx5OdrAgc

https://m.youtube.com/watch?v=INwPxOgglI8

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