2018年7月31日 あわや自爆テロに合う
小便くさいコンコルドの地下鉄でさぁ。
椅子に座って、電車を待ってたらね、何処からともなく、中年のムスリムのおっさんが、大事そうにリュックサックを抱えて現れてね。
もう、泥酔しまっくて、目とかも虚ろ。異様なハイテンションで何怒鳴ってんだか、意味不明。
こういうおかしい奴が俺にシンパシーを感じるのか、毎日、必ず一人は声かけてくるよね。
おっさんは、さり気なく、俺の横に座ってさ、俺に質問始めたの。
「お前は日本人か?酒は好きか?」
「俺はムスリムだけど、ビール飲んじゃったよ。お前もビール飲むか?」
「アラーがさ、うんたらかんとかでよ」
「空から見てんだよ。アラーが」
「いいから、飲めよ。俺のリュックに一本残ってるから、一緒に飲もうぜ」って言って、そのリュックサックを開けようとすんの。
その時に頭をよぎったよ。
こいつは、ムスリムの過激テロリストでリュックサックの中身は爆弾かもしれないなと。
きっと、過激派の幹部から。こいつに自爆テロをさせるため、薬物を打ったのかも知れないし。
だから、ハイテンションで逝っちゃてるんだよ、きっと。
もう、マジでドキドキしたよ。もう、マジで。
おっさんが、リュックサックを開けた瞬間。
おっさんが、バカみたいに大きな声で、ボーン!!! って言いやがった。
まさに、言葉通りぴったりくるように、ベンチから転げ落ちたよ。
もう、嬉しそうに満面の笑みで、俺を見てるの。
ボーンじゃないよ!クソジジィ
チャオ。
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