第3話 夢? 現実? (3)

(本文)


 取り敢えずは、お話しが出来るのは、僕だけのようだね。

 まあ、仕方ない自分自身で何とかするかな?


 え~い! え~い! えぇ、ぇぇぇ、いぃ、いいいっ!


 手と足がキンカンの体にはないからね。取り敢えずは、体を振ってみたよ。

 ピンポン玉の要領で。

 何とかさ、籠の中で、山盛りに盛られた、僕と、同じ容姿をした周りにいる人達から。取り敢えずは、離れたいよ。


 だって、僕が、何度も話し掛けてもね、無視する人達だから。仲間外れは嫌だよ僕は、だから取り敢えずはこの場から離れたい。

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