第4話 夢? 現実? (4)
(本文)
と、いう事だから、もう一度頑張るよ。
え~い! えい、えい!
え~い! えい、えい!
え~い! えい、えい!
うん、うん、うん、う~ん……
おっ? ああああああああああああっ!
落下していくよ──『コロコロ、コロコロ』と、下の方に落ちたんだ。
さ~て、これから、どうするかな?
これといってする事もないけれど……
かといって、このまま、ボォ~ッと、しているのも退屈だから、何か良い案を考えないといけないよ。
「う~ん、う~ん」
僕は腕を組み……って、まあ、腕など無いけれど。取り敢えずはさ、腕が自分自身にあると妄想しながら、擬人化を満喫するよ。
『ブゥ、ウウウウウウウウウウウウ……』
……ん? なっ、なに?
今の音は?
僕は不気味な音に、畏怖しながら、周りを確認したよ。
『ブゥ、ウウウウウウウウウウウウ……』
うっ? まだ何処からともなく音が聞こえてくる。
「どこだ、どこだ、どこだー!」
僕は特撮ヒーローテレビの悪役にでもなった気分で、擬人化しながら、声を出して──怪音の主を探したよ。
……するとさ、居たんだ、怪音主が。自分自身の両腕を擦り合わせながら『シュワシュワ、シュワシュワ』と、音が擬人化して聞こえそうな、擦り合わせの得意な魔物のようだよね。
と、まあ、取り敢えずは、その魔物、漆黒の気味悪い容姿の上に、目は大変に大きくて、緑色のに輝いているんだよ。
だから僕はそんな魔物を見て、畏怖したんだ──出来るだけ漆黒の魔物と、僕は目を合わせないようにした。
だって目が合ってしまうと、本当にやばいよね。今は取り敢えずは、漆黒の魔物は、僕の仲間?
まあ、同じ容姿をした蜜キンカン達だけど。
彼らに移動を繰り返しながら止まっているよ。
本当に何をしているんだろうね?
あの漆黒の魔物は。僕は取り敢えずは、奴の行動を目で追いながら監視をしたよ。
僕の方には来ないでくれと、心の中で何度も願いながら……
で、でもさ、そんな僕の儚い願いは、直ぐに終わりを告げたよ。
特に僕は、先程自分自身の意思で、仲間の群れから外れたから、どうも一人ポッ~ンと、ソロでいるのが、どうも目立つみたいで、直ぐに漆黒の魔物の標的にされた。
『ブゥ、ウウウウウウウウウウウウ……』
「うゎ、ぁああああああああああああっ!」
どうしよう?
「ブゥ、ウウウウウウウウウウウウ……」
「くるな、くるな、くるな──」
僕怪音を出しながら近づいてくる漆黒の魔物に声を出しながら威嚇をしたんだ。
でもさ、全然威嚇の効果が無いんだよ。
僕憤怒しながら「うゎりゃーくるなー!」と、何度も威嚇して叫んだけれど。
魔物……まあ、|
『シュワシュワ、シュワシュワ』と、両手をこすりながら近づいてくる……
だから僕は、もう駄目だと落胆したよ。これから、僕は
「うぉ、おおおおおおおおおおおおっ! な、何だ試食に蠅が集りやがって、こいつマジで許さん……叩ぁ切ってやる──」
地鳴りがするような、憤怒した怒り声が聞こえてきた。
すると
だから僕は『ホッ』と、しながら。自分自身の無い肩の荷を下ろしたよ。
取り敢えずはひとまずは、安心だねと、心の中で述べたよ。なんとか、かんとか、と、いった感じの気分かな?
と、思ったんだけど。そんなに世の中は甘くはなかったよ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます