第3話 よぉ
[4日目]
[昨日の日記は自分でも何を書いているのかよくわからなかった。
ここでの暮らしは慣れてきたしとてもラクダッタノニナゼかコンナコトヲガイデイダァナゼだなジェダドヴイヴゴトダァ]
「...ここから先読めないよ?」
僕はニヤニヤと博士の方を見た
「うっ...仕方ないじゃないか...そもそも...」
「ねぇ!ちょっと!」
急にアノンが叫ぶので思わず転けてしまった
アノンがさしている方向は...
ー透けて中には誰もいない、何もいない不猿が入っていたカプセルだった
「な...」
あまりにも衝撃的なので数秒固まった...ことはなかったが博士の体が震えている
「博士?だいじょ...」
グワァァァン
「え?」
(コ...)
「誰だよ!」
(......コ...イ)
「?」
(カプセルノナカヘコイ...)
「誰だよ!誰なんだよ!せめて誰か教えてくれ!」
(コタエルギムハナイハヤクコイイソゲ...)
「もうなんだよ!」
とテーブルを拳で叩いた
ドンッ
虚しく音だけがなった
「...あれ?」
様子がおかしい
アノンも博士もまるで時が止まったかのようにカプセルの方を指差して止まっている
(ハヤクコイヤツラガ...☆◇×→♪☆%+¥ガウゴクマエニ...)
「くそ!もうヤケクソだ!」
カプセルに入るとアノンたちが動き出し唖然とした顔でこちらを見たかと思えば急に頭を抱え始めた。博士のほうがいちばん痛そうである
(ヤツニハジャマサセン!オイオマエショウゲキニソナエロ。アタマヲウツナヨ?)
不意にそんな声が聞こえあたり一面閃光のごとく光が広がった
視界が晴れていく
うぅ...
ここは?...
よぉ
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