自由と祝福を

未熟さを、免罪符にしていた。

わたしを厳しく裁く世界と、

運命を与える神様を恐れて、

なまくらの刃物を隠しながら、

わたしはおどけて見せていた。

孤独に包まれながら、

哀しみを染みこませながら、

心をひび割りながら、

どこかで、自由と祝福されるすべを探していた。



あなたと出会えた奇跡が

この世界に溢れている。

自由がここにあるはず、

あの雲も掴めるはず、

海の向こうへも跳びたてるはず。

もしもこの奇跡と自由に、祝福が与えられるのならば、

ずっとそのまま笑っていてほしい。



与えられた本当と、嘘を切り札にしていた。

月が嗤うあの晩に、それをすべて破いてしまった。

わたしを厳しく裁く世界も、

運命を与える神様も、

儚く揺れる、菜の花のように見えた。

見せかけの不幸せと、運命から

いまここで、目覚めた。



あなたと出会えた奇跡で、

この世界は溢れている。

きっといまなら、自由と祝福が赦されるはず。

あの厳しく裁く世界と、

運命を与える神様が

自由を授けることを、

祝福を与えることを、

たとえ拒んだとしても、

ずっと変わらずに、ここで笑っていてほしい。



わたしを厳しく裁く世界も、

運命を与える神様と、

儚く揺れる、菜の花のように見えた。

見せかけの不幸せと、運命から

いまここで、目覚めた。

自由と祝福を、いまならつかみ取れるはず。



ようやく、あなたと出会えた。

その奇跡で、この世界は溢れている。

いまなら、わたしはわたしに、そしてあなたに

誰にも裁かれない自由と、

邪魔されない祝福を、

この手でつかみ取れる。

悪夢まで流してしまえる涙を、

あなたのために流せるから、



ずっとこのまま、わたしはあなたのために、笑っていたい。

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