第17話 互角の兵力
文豪軍曹は計算をし始めた。
「隊長、計算では我が軍とほぼ変わらない兵力になるのではないでしょうか」
軍曹の計算では五大勢力を100とした場合に、異世界侵略軍の約40パーセントを引くと残りは約60パーセントだった。その中の約20パーセントのみを相手にするのなら、全体の約12パーセントということになる。
それは五大勢力の十分の一程度のラブコメ軍にとって、ほぼ互角の兵力と言えた。何よりも怖いもの知らずの未成年兵士がいないことは、ラブコメ軍にとって望外なことだった。
私小連隊長の率いるラブコメ軍は、中央からの進軍がないという戦況を踏まえた上で右翼の魔王軍とあやかし軍に対峙し、左翼の宇宙人と未来人には救援部隊であるトムズキャット軍とシテン軍をあてることにした。
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