第2話  ラブコメ軍

 恋軍とコメ軍は、その混成部隊であるラブコメ軍を激戦のカクヨム国に投入した。


 カクヨム国は五大勢力最大と言われる異世界侵略軍の主戦場となっている。


 ラブコメ軍が戦場に着いてみると、異世界侵略軍が使用した次元破壊爆弾によって、風景が一変してしまっていた。磁場も狂ってしまい、通信も途切れがちになっていた。更に追い討ちをかけるように霧まで発生する始末である。


 どうやら近くで時空の歪みが発生し、その影響を受けているらしい。


 部隊はまるで迷宮にさ迷いこんでしまったかのように混乱していた。


「私小連隊長殿、辺りは霧に包まれています。今動くのは危険です。暫く様子を見ましょう」


 いつ晴れるか分からない霧の中、部隊は文豪軍曹の提案でキャンプをすることになった。もちろん周囲には厳重に歩哨を立てた上でのことである。


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