インスタントラーメン並のいい加減な異世界転生ラブコメ

できれば匿名希望でお願いいたします

プロローグ

はじまりのおわり

死にました\(^o^)/


トラックに撥ねられて。


それはそれは、もう綺麗だったな。

よくある、典型的なやつ。

横断歩道を渡ろうとしたら信号無視したトラックが突っ込んできて、ドカーン\(^o^)/


まぁ、割といい学校出て、ホワイトな会社に就けて、彼女にも恵まれて……そこそこ楽しめた人生だったな。終わるのは予想以上に早かったけど。


一旦、そこで思考を切る。


ふと見回すと、一面の雲。ところどころ青い空が顔を出しているが、たぶん自分の体は浮いているから落ちることはなさそうだ。


さて、今意識があるのはなんでだろうか……?


「……お?」


少し向こう、雲に隠れて白亜の階段が見える。

そしてその隣には、天使の輪のついた、眼鏡をかけた金髪の人(?)の姿。



これが、よくある「異世界転生」というやつだろうか。


地球で死んだ人を、別世界で復活させ新たな人生を歩ませる、だいたいこんなところだったか。

しかしまさか、自分が経験することになるとは。未練らしい未練はなく、ただ「あれやっとけばよかったかな~」程度のものだ。まさかそんな些細なことで異世界転生させられるわけは……。


とりあえず、気になったので階段の方へと歩を進める。

死んだのに何の道理か、肉体は全く傷ついていない。それどころか、生前に負っていた右足の軽い捻挫も治っている。


「……?」


とりあえず聞きたいことは山ほどあるが、それらはあそこの神らしき者に聞けばいいか。



まさか、まぁ、ここで人生が狂うわけないよな……。


ましてや、ここで恋愛が始まるなんてことは………………(笑)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

インスタントラーメン並のいい加減な異世界転生ラブコメ できれば匿名希望でお願いいたします @saxesad

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る