とあるエロゲシナリオライターの日常
筆者さま:ひょうろくだま
キーワード:エロゲー ライター お仕事もの エッセイ
あらすじ
エロゲ業界でフリーで活動中のシナリオライターが書く、仕事の内容と業界の事情。
感想
さすがにライターさんなのか、読みやすく分かりやすい。このエッセイ自体にはエロ要素は無いので安心。
エロゲをやってなくとも仕事ものとして楽しめる内容。ディレクターとライターの力関係、シナリオ重視から萌えイラスト重視への変化……どんな業界にも独自の事情があるんですなぁ。
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まず、「自分は往年の名作のような泣きゲーを作りたい」と思っている人はエロゲではなく別の道を模索した方がいい。今まで散々書いてきたが、今は萌えの全盛期であり、ほとんどのメーカーは萌えしか求めていない。泣きゲーを作ろうとして業界に入ると、きっと、いや、絶対絶望することになる。そんなシナリオは書かせてもらえないから。実際、好きなものが書けず辞めていったライターを何人も見ている。俺自身、一時は萌えを書くことの難しさに挫折しかけたこともある。
つまり、今シナリオライターに求められている資質は「萌えキャラ/シナリオが書けること」この一点である。
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そして絶対的にNGな外見的な特徴が、「眼鏡」である。
またClochetteやオーガストのHPを見て欲しい。
サブにいたるまでまさに絶滅危惧種である。
眼鏡好きは一定数いるはずなのだが、眼鏡嫌いの人も一定数以上いて、通常は裸眼だが勉強のときだけとか自宅にいるときだけとか、シーン限定で眼鏡をかけることが発覚すると「ふざけんなよ」とブチ切れる人がいるのだ。
だから緑髪以上に、メーカーは眼鏡のキャラを徹底的に避ける。
緑髪+眼鏡のコンボなんて決めてしまったら目も当てられないので、その組み合わせは絶滅危惧種どころか既に絶滅してしまっているだろう。
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確かに……眼鏡キャラって最近では見ませんね。エロゲだけでなくラノベ・萌え系漫画でも眼鏡ヒロインって超少ない気が。
読むとエロゲに限らず萌え・男オタクについての理解も深まります。
時代の変化、仕事のノウハウ、カオスな体験談……上質な職業エッセイ。
状態:連載中
文字数:94,621文字
個人的高評価ポイント
◎ 高い完成度!
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