異世界の邪神が海産物ぽかったので食べてみた (完)
作者さま:とくがわ
キーワード:クトゥルフ神話 海産物 グルメ バトル 異世界
あらすじ
目覚めたら記憶を失い、別世界の海辺。しゃべる包丁を拾ってみれば邪神たちによって人間は食いつくされようとしているという……でも、邪神の外見が海の生き物っぽくて美味そうだぞ?
感想
日本におけるクトゥルフ神話の多様性を表す作品の1つでしょう(笑) でかい海産物を見たら恐怖より食欲が先に来る。これには邪神もドン引き。
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磯の匂いが強くなって来た。目の前には、一体の、イカ、がいた。
「邪神だ…」
「美味そう」
「え?」
邪神と包丁が不審な目で俺をみたような気がした。邪神が止まったその一瞬、俺は包丁を突き立て、一気に邪神を引き裂いた。連続して包丁を振るい続ける俺を、邪神の目が見つめていた。
新鮮なイカのイカそうめんというものは実に美味である。透明なイカそうめんこそがイカそうめんの醍醐味である。
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「邪神!?邪神を食してるのかあなたは!?」
「だってどうみても海産物でしょ」
「か、海産物……」
「こういう奴だ、諦めろ。私は諦めた」
包丁にバカにされるのは腹が立つ。アフィラムだったか、は畏敬の念と恐怖と不審の表情がいり混じった顔で俺をみている。
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現地人にもドン引きされるという(笑) 殺してからのスムーズすぎる調理が、敵じゃなくて完全に食材判定。殺意じゃなく食欲。邪神からすると超怖いでしょうねぇ。
完成度としては文章・ストーリー共にやや単調。しかし、襲い来る敵を返り討ちにしながら食いまくる展開がブレなくて楽しい。
タイトル落ち・一発ネタの感はありますが、中々にインパクトのある発想です。
状態:完結
文字数:178,671文字
個人的高評価ポイント
◇ アイディアが良い!
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