第41話 有志ハンター隊『LION』結成
ガル・ババは『ハンターを育てる限り、アカデミーを何度でも襲う』と予告。政府や国会議員達はテロリストに屈する事をよしとしなかったが、国立ハンターアカデミー他、アストロラ中のハンター養成学校は、安全のために授業の無期限中断を余儀なくされた。
所属するほとんどの生徒は親元に戻ったが、プロのハンターとして活動を開始することにした生徒が三人。その三人を率いるのは、リラ。
「リラの『L』、イザックの『I』、オスカーの『O』、ナヤの『N』。合わせて『LION』! 黄金の獅子を狙う有志ハンター隊には最高の名前だよね!」
同意を求めるリラ。イザックは笑って「まあな」と答えながら、車のハンドルを握った。
「で、俺達どこに向かったらいいんだ、『リーダー』さん?」
リラは得意げにふふんと鼻を鳴らして答えた。
「『ルマ』っていう街だよ」
後ろの席に座るナヤが言った。
「南部の街ですね。原生林がある、自然が豊かな地域です」
ナヤの隣に座るオスカーが聞く。
「そこに何があるんだ?」
「決まってるでしょ」とリラ。
「黄金の獅子の手がかりだよ」
アストロラ南部の街ルマに向けて、有志ハンター隊『LION』を乗せた車が走り出した。
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