間章
間章
「──それは真実か」
雪深い山脈の中で。
「確か、らしい。
「よもや、人間になど……」
「どうする」
夜の
「決まっている。お連れするのだ。本来あるべき場所へ」
うち一つが、鎌首をもたげた。月光に照らされ、その頭部が
大型の
白き
今回、報告があった場所がエイン王都の
「ゆこう」白が告げる。
「……行くのか」
別の声。こちらは、
「ゆかぬと言うか」
「かの御方──いや、
月光の白と、
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