82 プロゲーマーだった俺が人気ゲーム実況者に弟子入りしたら、なぜか女装顔撮り動画を投稿させられた つむぎ✰新人と書いてニート様

 最近富山県に行った。


 通過したこともなくて、初めて行く場所だったからけっこうテンションが上がった。


 目的は寿司を食べるという単純なものである。


 H氏が「あそこのマグロはマジで感動したんですよ。今まで食べた中で一番ですね」と自信満々に言うものだから、実際に食べに行ったのだった。


 マグロだけで言うなら、確かに今まで食べた中で一番美味しかった。


 ただそれよりも、感動というか遠くに来たと実感できる出来事があったのだ。


 それは何かと言うと
























 飲食店の入り口にアルコール消毒液が置いていなかったんだああああああ(大興奮)







 いやちょっと待って。なんでテンション上げてんだコイツ、と思わないで欲しい。


 近所の飲食店はもちろん、デパートだったり人の出入りが多いところは、例外なくアルコール消毒液が置いてあるんだ。


 それが飲食店にないんですよ奥さん!(誰に言ってんだよ


 衛生観念が低いとかディスりたいんじゃなくて、コロナの影響が非常に少ないんだということが伺える、いい違いだと思ったのだ。


 やっぱり遠くに行くことはいいねえ。色々な違いや県民性も見えてくる。


 やはり定期的に、どこか遠くに出かけることにしよう。












 第二波が終わったらね(いつになることやら)





 プロゲーマーだった俺が人気ゲーム実況者に弟子入りしたら、なぜか女装顔撮り動画を投稿させられた つむぎ✰新人と書いてニート様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898179258


 主人公、田斎丹生流たさいにせいりゅうはプロゲーマーだった。


 世界大会の決勝で、言うことを聞かずに突撃したプレイミスによって、スポンサーの機嫌を損ねてチームを解雇されてしまった。


 失意のままでいたが、ゲームをするしかないと思い、ゲーム実況者を志すが再生数は伸び悩む。


 そんな時、人気ゲーム実況者の夢咲和花ゆめさきのどかと出会い、ひょんなことから弟子入りする。


 人気実況者を目指すべく生流が取らされた行動は、


 女装してゲーム実況をさせられるということだった。





 ゲームかあ。最近はめっきりやってないなあ。


 白猫プロジェクトももうやってないし、一番最後にやったゲームはポケットモンスターシールドだし(自分語りスタート)。


 内容としては、とても新鮮。


 おそらくこういう物語は一杯あるんだろうけど、読んだことがなかったから、その点については知らない世界を知れて良かった。


 本当にプロゲーマーかはともかく、ある程度調べていることが伺えて、そこはとても良いと思う。


 キャラクターは……可もなく不可もなく、かなあ。


 路線としては大分萌え意識。特徴的な口調で差別化を図るタイプだし、あとはキャラクターの魅力を映そうと見た目描写もしっかりとしている。


 きちんと調べたり、実況者としてどうすれば人気が出るのかについて分析しているところも、考慮がなされてていいんじゃなかろうか。


 ヒロインの和花はハーフなことを武器にして、時折英語を混じらせるエセ外人のような口調でキャラクター性をアピールしている。


 ゲーム実況の面白さって、実況している人のキャラクター性、発想の突飛性、プレイングスキル、視聴者にストレスを感じないような編集、面白い会話、そしてゲームへの愛なんかが伝わるものが、きっと人気になるんだと思う。


 視聴者の見たいものっていうニーズが把握できていないといけない。


 物語の中で実況者セミナーがあったけれど、動画編集や構成、何がおもしろいかなんかの考察とか、色々なことを一人でやらなければいけない。ある意味エンターテイメントのすべてが詰まっている、みたいなことを言っていた気がする←そこはちゃんと覚えとけよ。


 いや、エンターテインメントだっけ、どっちが正しいんだっけ?(引っかかった


 これは確かにその通りだと思う。


 某有名ゲーム会社に勤めている友人が言っていた。


 どんな人材を採用するかって話になった時だ。


「ゲームをやった体験とかで、一体何が面白かったのかって自分なりに分析ができて、それについて説明できなければならない」


 ここまではまだ、想像がつく普通のことだ。


 でもこの先


「何が面白かったのかっていうことが、確かにそうかもなって納得をさせられること。その感覚が、一般的なものじゃないといけない」


 って言っていた。


 ある意味当たり前だけど、けっこう僕はびっくりした。


 時代に切り込んでいけるような個性とか、最先端性を意識した、ある意味天才のような発想力を持った人材を探しているのかと思った。


 けれど、実際のところは、みんなが面白いと思える一般的な感性。それが必要なのだという。


 なんだろう、文字にしてみるとすごく当たり前のことを言っている気がする。


 でもやっぱりあれなんだよなあ。マイナーでありたいみたいな思想が、そう簡単に通用するわけじゃないんだってことを学んだよ。


 小説においても、きっとそうなんだろう。


 マイナーであるからこそ、マイナー。


 メジャーであるものというのは、おそらくより多くの人に刺さるものなんだろう。


 プロ作家を目指したいと思う人ならば、鋭い感性もあった方がいいだろうけれど、人気になるものを書ける、つまり望むものを書けるような一般的な感性ってものが、より必要になってくるんだろうな。





 そんな一般的な感性って点で考えると、この物語はちと難しい。


 テーマ物の宿命ではあるけれど、ゲームに関する知識と情熱がある人なら、特に楽しめる作品なんだと思う。


 特にFPSはなあ、個人的には狭き門だと思う。


 一番近いものはスプラトゥーンしかやったことはないけど、あれは個人的に難しすぎてちょっと楽しんでやめちゃった。


 最近のゲームはやっぱり技術も上がったことで複雑さも増している。使わなければいけないボタンも増えている。


 ダークソウル3を友達の家でやらせてもらったけど、チュートリアルのボスを2時間やってもクリアできなかった……(やーいへたくそ)


 女装して実況をするっていうのは、主人公が性別変更(TS物って言うんだったかな)が趣味なこともあって、ヒロインから提案されたこと。


 発想自体は面白いとは思ったけれど、ゲームに関する内容を詳しくすれば詳しくするほど、おそらくわかんない人はとことんわかんないと思う。


 格ゲーに関する描写もけっこう細かく書いてくれているけれど、それが裏目に出ているパターンもあるなと思う。


 だって、よくわかんないのだから。


 まあでも、どちらかというマニアック向けな作品だからこそ、路線としてはこれでいいような気がする。


 魔法少女リリカルなのはと思われるキャラクターについて熱く語りすぎたり、ゲームに関する愛を語りすぎたりと、情熱を感じるタイプの物語なんだろう。


 だからきっと、これはこれでいい。


 文章に関しては、けっこう物事を考察しながら書くタイプの人なんだと思う。


 子供の娯楽と違って、大人の娯楽は現実からの逃避てき傾向があるとか、成功体験が自信につながるとか、理にかなっているような感じのすることをけっこう書いている。


 だからこそ文章にくどさが出やすいけれど、もはや味なんだと思う。


 でもなんだろう、キャラクターは属性が着きすぎてなかなか刺さらないかなって思うところが惜しいかもしれない。


 何はともあれ、知らない世界についての新鮮さが一番楽しいと感じました。







 約475万8千





 一番やったゲームは何かなって考えると、やっぱりポケモンかなあ。


 ちょうど小学生の時に流行り始めたし、一応全シリーズはやってるし。


 昔は色違いポケモンが出る確率は1/8192だったと思うけど、今はがんばれば1/512まで下げられる。


 だからつい、調子に乗ってしまった。


 イーブイズ全員を色違いにしようと思ってたら、






 卵を4300個ほど孵化させる羽目になってしまった……。


 いや、昔に考えたら遥かに楽なんだけどね。


 一週間くらいかかった。


 それもまあ、いい思い出です。

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